槙野匠 展
今、搬入中である。大学の生徒二人が手伝いに来ている。かなり大きくて重い木箱がたくさんあるので、若者でないと運べない。2年生だというから二十歳だな。なんかまわりがどんどん若くなっていて焦る。暑い中がんばっている。
槙野君に留守番してもらって、1丁目のOギャラリーまで、「銀座ギャラリーガイド」9月号を取りに行く。歩いても行けるのだが、わざわざ地下鉄に乗る。暑いからだ。地下鉄の乗り降りを考えると時間は徒歩とかわりないのだが、ちょっとでも涼しいところを選んで行きたいのだ。電車を使っても汗だくになるけどね。
横3m以上の大作1点と小品が10点ほどある。
槙野君の在廊日は、8月26日(水)27日(木)29日(土)31日(月)9月4日(金)5日(土)の予定。
今わたしはベイトソンの『天使のおそれ』を読み始めたところだ。グレゴリー・ベイトソンと娘のメアリー・キャサリンとの共著だ。やはり面白い。難しい専門用語は使わずに、丁寧に書いてあるのだが、その内容はけっこう難解である。ベイトソンって認識論(エピステモロジー)の専門家なのだが、わたしはもっと単純に哲学者だと考えたい。
精神(こころ)とはなにか、というところでは、人間だけでなく、生き物すべてにある、生命の成長は発芽、進化まで、すべてが精神過程だとする大胆な定義には驚いてしまう。
三段論法には二つの種類がある、という説明が面白かった。
バルバラの三段論法と呼ばれるのは、これだ。
人は死ぬ
ソクラテスは人である
ソクラテスは死ぬだろう
これに対して、メタファーの三段論法はこのようになる。
草は死ぬ
人は死ぬ
人は草である
もちろん、人は草ではないが、メタファーとしての草となる。実はこのメタファーの三段論法はバルバラの三段論法よりもよく使われる。詩、芸術、夢、ユーモア、宗教などは、このメタファーの三段論法を好む。
なるほどねえ…
さて、明日からステップスは営業を始める。暑さに負けないでいこう!!
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