おみ漬け
ゴールデンウイークも終わり、これから展覧会スタート。土曜日に堀内陽子展の展示をしたが、わたしは全く手伝わなかった。いつもなら半分くらいはわたしがやってしまうのだが、今回はあえて手伝わない。堀内さんはもう何回も展示をしているので、そろそろ一人でできるだろうと思ったからである。時間はかかったが、全部一人でやった。本人は「一人で全部できた」と満足そうだった。だいたい毎日在廊する予定である。
わたしは今、O・ヘンリーを読んでいる。面白い。短くてオチが必ずあって落語みたいだ。それにだいたいハッピーエンドだ。型にはまっているという人もいるが、型にはまっているからいいのよ。安心して読める。
しかし、本屋で草野心平 『酒味酒菜』(中公文庫)を買ってしまい、こちらを優先してしまっている。
このなかに「おみ漬け」」が出て来た。おみ漬けは山形の漬物である。普通の漬物と違うのは、漬ける前に野菜を細かく切り刻んでしまうところだ。青菜(せいさい)とかのいろいろな野菜が入っていて、ご飯にかけるとおいしい。
おみ漬けはなぜおみ漬けというのか知らないが漢字で書くと「御御漬け」となる。ところが草野心平によると、それはどうも違うらしい。
「先日蔵王にのぼったとき、麓の宿屋で近江漬けというのをくった。」
え?近江漬け?
近江漬けが変化しておみ漬けになったのだろうか。知らなかった。
「山形で近江漬けというのは一寸変だと思ったら京紅のための紅花などの商売にきた近江人が宿屋に泊って伝授したものらしい。痩せ大根とその葉っぱ、菊芋などを乾したのを塩と糯(もちごめ)とでつけたもので充分一年はもつという代物。味もこくがあっていい。」
現在、近江地方にはおみ漬けはあるのだろうか。
山形では、商品化されて袋詰めで売っている。
稲毛のペリエのなかにある北野エースで漬物コーナーをがあって、見てみたらおみ漬けが置いてあった。ビニール袋には「おみ漬け」と書いてあった。
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