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2025年10月18日 (土)

木嶋正吾の小品

木嶋さんは2年前に多摩美の油画教授を退官して、多摩美で記念の個展をやったあと、山形美術館でも大規模な個展をやったので、わたしは山形まで見に行った。100号から200号くらいの大作が並んだ。100点ほどあったのではないだろうか。木嶋さんの作品は大きなものが多い。しかし、今回の個展では小品だけが並ぶ。珍しいことだ。

木嶋正吾展

10月22日(水)-11月1日(土)

木嶋さんは22日(水)、25日(土)、27日(月)、28日(火)在廊予定。

案内状に載せた作品は、8.5㎝の小さい箱型である。これが18点並ぶ。少し大きな作品は13.5㎝で5点ある。他に、樹脂とアルミを使った平面作品が4点。これも、25×18㎝と小さい。

搬入は月曜日にわたし一人でやる。木嶋さんには、搬入来なくていいですよと伝える。楽しみながら展示したいのである。

「私の作品は、どんなに小さくても6万円以下はつけたことがない」という木嶋さんを説得して、8.5㎝の作品は4万円にした。

☆展覧会

「雨引の里と彫刻 2025」

9月21日(日)-11月23日(日)

茨城県桜川市

島田忠幸、望月久也、他35作家が参加している。

「神保町まちなかアート 2025」

10月21日(火)-11月16日(日)

神田神保町1丁目-3丁目界隈

参加アーティスト15組、町内各所の店舗、建物などで。

カセイ イノウエ(文房堂)、含 信治(寿ビル)、松浦延年(信画堂)、島田忠幸(ブックハウスカフェ)などが参加。

「知多秀夫展」

10月27日(月)-11月1日(土)

ギャラリー暁(銀座6-13-6)

ゴンブリッチの『美術の物語』を読み終わったので、文庫本を3冊購入。

森 敦『月山・鳥海山』(文春文庫)

カフカ『カフカ短篇集』(新潮文庫)

井伏鱒二『井伏鱒二ベスト・エッセイ』(ちくま文庫)

赤川浩之展は今日で終了するが、昨日面白いことがあった。

赤川君は小学校の図工専科の教員だったのだが、おなじ教員仲間で後輩の吾妻彰さんを紹介される。彼は山形出身なのだそうだ。

「山形のどこなの?山形市?」

「はい、山形市です」

「高校はどこ?」

「山形南です」

「あら!そうなんだ。じゃあ、木嶋正吾さんといっしょだ。おれは山形東。中学校は?」

「五中です」

「おれ六中」

赤川君が、彼のおじさんは彫刻家なんですよ、と教えてくれる。

「へえ、そうなんだ。何ていう名前?」

「吾妻謙治郎といいます」

「ええ?吾妻謙治郎!!!!!」

吾妻謙治郎は、ミラノで活躍していた彫刻家である。マリノ・マリー二の弟子だった。彼はイタリアで活躍していて、日本ではほとんど発表していなかったから知らない人も多いかもしれない。バチカンに作品が収蔵されている。日本人でバチカンに作品があるのは吾妻さんだけである。私が高校生だったころ、吾妻さんが学校に講演に来た。彼は山形東の卒業生なのである。山形美術館と大沼デパートで個展を開いた。わたしはどきどきしながら見に行った。

何年か前に、木嶋さんは山形新聞に吾妻謙治郎についての紹介文を寄せていたはずである。

吾妻彰さんは吾妻謙治郎の甥になるわけだ。へえ!彼は東京造形大で彫刻を専攻した。おじさんの影響だろうか。木彫をやっていたらしい。今は、小さい作品を作っているとのこと。

「来週、木嶋さんの個展においでよ。南高美術部の先輩なわけだし」

もし彼が来てくれたら、山形田で一緒に飲んで蕎麦を食べたいものである。

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