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2025年7月15日 (火)

パン

7月12日(土)

土曜日はギャラリーは17時までだが、少し早めに準備にとりかかる。今夜は山形東高の同窓会があるのだ。わたしの個展中だからちょうどいいのだが、忙しさが2倍になるのでそれは問題なのだ。18名集まる予定。お弁当を注文したり、おつまみに豚カツを予約したり、いろいろな買い物をせねばならないので、実はかなり大変だ。今回は小林誠さんの奥さんにパンを「注文」している。奥さんの焼くパンは美味しいのである。同窓生が少しずつ集まってきたので、松屋と三越に弁当を取りに行ってもらう。ギャラリー58から椅子とテーブルを借りてくる。

みんなは67歳のはずなので、現役を引退している人がほとんどだ。なのでみなさん肩書には「元}がつくのである。元大学教授、元事務次官、元県知事、元部長…… しかし今はみんな肩書なしで高校生に戻るのである。プロジェクターで昔の写真を映しているが、一枚の写真だけで話題が途切れずに出て来る。

ビールをがぶがぶ飲んで、ワインと日本酒もどんどん飲む。こっちはみんなまだまだ現役なのである。

「吉岡、オリーブオイルと塩ない?」

「ないよー」

パンをオリーブオイルに浸して塩をつけて食べたいという。そこまでの準備はしていない。あとで考えてみたら、そうだ、このパンはオリーブオイルに合う。会が終わったあと何人かで赤坂のバーに行ったらしいのだが、そこでオリーブオイルを用意してもらって食べたら美味しかったそうである。パンは多めに注文したので、余ったのはみんなお持ち帰りをしたのだ。バーの他のお客さんにも配ったそうである。

来年は「卒業50年」なので、山形で、地元の卒業生も加えて同窓会をやるそうだ。わたしはギャラリーがあるので行けない。簡単な記念の冊子を作るのだそうだ。表紙の絵はわたしが描くということになった……

7月13日(日)

駅のくまざわ書店で本を1冊購入。

トマス・ハーディ 『日陰者ジュード』(光文社文庫)

なぜこれを買ったかというと、帯のことばに惹かれたからである。

「将来の夢は打ち砕かれ、理想の愛は阻まれる…… 人生は、どうしてこんなに、うまくいかないのか。」

訳も読みやすかった。

マッサージ。今日は足裏もマッサージしてもらう。ふくらはぎは、あまりの痛さに声をあげてしまう。かなり凝っていたようである。

7月15日(火)

 稲毛駅のタリーズコーヒーでアイスコーヒーを飲む。混んでいたが、空いている席を見つけて座る。隣に座っていた白髪の女性が話しかけてくる。わたしの読んでいる本を見て、

「何を読んでいるんですか?」

と訊いてくる。

「イギリスの小説なんですよ」

「ずいぶん厚い本ですね。こんなに厚いのは初めて見ました。私は時代小説ばかり読んでます」

稲毛の駅は昔は木造でしたよね、などという話をする。これはトラっていうんですと言って、スマホの猫の写真を見せてくれる。

「25歳まで生きたんです」

「飴は食べますか?私は糖尿なんですけど、薬飲んでます。低血糖用に飴をいつも持ってるんです」

「わたしも糖尿なんですよ」

おばさんはカバンから飴ちゃんを出して、わたしに両手いっぱいの飴をくれた。

電車の中で、飴を1個口に入れて本を読んだ。

 

 

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