ダイジョーブ
昨日から始まったFAVORITE 展の最初のお客さんは母娘だった。女の子はたぶん2歳になっていないだろう。ニコニコ笑って可愛い。田崎亮平の知り合いだという。あいにく亮平はまだギャラリーに来ていない。おそらくまだ作品を作っているのだ。夕方までにもってくればいいよと言っておいたのである。亮平の作品は小さい立体が3点あるのだが、1点まだ出来ていなくて作品を載せる棚は1つが空いたままだ。女の子はギャラリーを走り回って転んだりしていたが、事務所でお茶を飲み始めた。おしゃべりもできるようになっているようだ。
わたしはギャラリーの床をクイックルワイパーで掃除をした。亮平の作品の載った棚の角に頭を思い切りぶつけてしまい、「痛い!!」と大きな声で叫んでしまった。そうすると、事務所の中から女の子の声がした。
「ダイジョーブ?」
わたしは苦笑しながら
「ダイジョーブだよ」
と答えた。
その後、彼女は「ダイジョーブ?」「ダイジョーブデスカ?」
と何回も言うので、わたしはその都度
「ダイジョーブだよ」
答える。お母さんは
「ダイジョーブが気に入ったみたいです」
と笑う。
しばらくしてから母娘は帰る。帰り際にわたしはバイバイと女の子に手を振った。彼女は手を振りながらなぜかわたしに近づいてくる。
「握手をしたいみたいです」
わたしは女の子の小さい手をそっと握った。
たぶん、俺はしばらくダイジョーブだろう。
たてやまともかがギャラリーに入って来る。わたしは新作の新宿を描いた作品をほめた。
日野間さんと話をしている。
夕方になって亮平が作品を持って現れる。2時まで作ってましたと言ってわたしがぶつかった棚に載せる。
ワインとか出そうと思ったが、みんなお茶でいいようだ。石倉さんだけがビールを飲んだあと、先週スウさんが持ってきたジンを炭酸で割って飲んでいる。
7時近くになってお客さんが引けたあと、たてやまだけが残ったので、わたしは
「マイペースの東京聴いてみる?」
というと
「聴きたいです!」
と言うのでユーチューブで聴くことにする。
たてやまともか論を書き始めたので、最初の部分をこのあいだ読んでもらったのだが、そこにマイペースの「東京」について書いたので、聴いてもらった方がいいと思ったのだ。マイペースではなく柴田淳のカバーを聴いてもらう。たてやまの作品と「東京」は噛み合うんだろうかと心配していたのだが、彼女は
「私の作品とかぶりますね」
と言ったので安心した。
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コメント
(このブログとは関係ないけど)山形のどんどん焼き、よくお祭りで食べました。あのソースの香りと素朴な味がよみがえってきました。
投稿: | 2025年6月28日 (土) 12時25分