Life is Beautiful
3月24日(月)
今日から堀内陽子展。今週は天気もよくて暖かいみたいでよかった。さっそくお友達が駆けつけている。
ドイツの高橋ブランカからメール。
ブランカの旦那さんは外交官で、3年の予定でドイツに居た。もう3年経つので、そろそろ日本に帰ってくるのかな、帰ってきたらまた個展をやろうと考えていたのだが、メールによると日本に帰らずに、そのまま次の任地に行くらしい。次の行先はロシアである。サンクトペテルブルグ。これから引っ越しの準備でたいへんらしい。ロシアに行くにはヴィザが必要なわけだが、ヴィザの申請許可がおりるまでに3カ月かかったそうだ。大丈夫だろうか……
ブランカはロシア語が堪能なので、ロシアに行くことになったのもそのことが少しは影響したのではないかとわたしは思った。
わたしの作品カタログのテキストをお願いしていたのだが、それはいつまでに書けばいいのか?と訊いてきたが、まだ計画だけなので、2年後とか3年後とかになるので、急がなくていいよと答える。
写真を3葉添付してきた。鳥の写真である。まだロシアに行ってないので、ドイツの鳥だろう。群れ飛ぶ海鳥が美しく写っている。
ブランカは来週のグループ展「Life is Beautiful」に出品する。
Life is Beautiful -セルビアの三人の写真家-
ミリツァ・ニコリッチ
高橋 ブランカ
ドラガン・バーボヴィッチ
4月2日(水)- 12日(土)
ギャラリーで預かっている写真を展示するので作家は来ません。
「Life is Beautiful」はバーボヴィッチの作品のタイトルである。数年前だが、このタイトルを見たときに、なんてベタなタイトルなんだろうと思った。ちょっと古い感じがする。あまりにもあけすけな言葉で、ちょっと恥ずかしい感じもしたのだが、今は感じ方が違ってきている。この何年かのあいだの世界情勢や日本での様々な出来事を考えながらこのタイトルを読むと、「Life is Beautiful」はまったく別の響きを持ってくる。言葉は明るく軽いのだが、その意味は重く迫ってくるのだ。
はたしてわたしたちの人生はBeautifulだろうか。世界は美しいか。
石倉仁一郎が来郎したので、ビールを出す。彼は写真も撮るので(今年のArt Cocktail のDMの写真は石倉さんが撮ったものである)ブランカの鳥の写真を見せる。
ビールを飲みながら、鳥に関して豆知識を披露してくれた。
「鳥の群れってさ、先頭集団にリーダーや力の強い鳥がいると思うでしょ」
「違うの?」
「違う。先頭集団を飛ぶのはいちばん弱い鳥なんだよ」
「へえ」
「先頭に強い鳥がいて、最後尾に弱い鳥という構成にすると、必ず脱落する個体が出てくる。先頭に弱い個体を配置すると、群れはその弱い鳥に合わせて飛ぶから脱落する鳥が出ないんだよ」
「……」
これを Life is Beautiful というのだろうな。
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コメント
いい話だね
投稿: roqu | 2025年3月28日 (金) 12時38分