画家たちの肖像
年末商戦が喧しいこのごろであるが、稲毛の駅ビル、ペリエも目立たないけどいろいろ取り組んでいる。この間は1000円だったか2000円だったかお買い上げのお客さんにくじが配られた。わたしは2日間で4枚のくじをもらった。シールをはがすと当たりかはずれが出てくる。2枚はハズレだったが、2枚は、300円と1000円の当たり券だった。成功率50%!うれしい。さっそく食材を買って、「これ使えますか?」と訊くと、300円の券は使えるが、1000円はここでは使えないという。1000円のほうは、ペリエのもう一つのエリアで使えるというのだった。ペリエは食品エリアとそれ以外のエリアがある。それ以外のエリアというのは、マツモトキヨシとかユニクロとか本屋さんなどが入っているところ。なにか買い物しようと思って「それ以外のエリア」に行った。本屋さんを覗くと、ちょうど、おお、この本欲しい!というのが見つかった。文庫本でないけど当たりくじがあるから買ってしまおう。
ジョン・バージャー 『画家たちの肖像』(草思社/3700円)
1000円引きになるからいいだろう。
「ショーヴェ洞窟の画家」から「ギュスターヴ・クールベ」まで25作家の解説である。面白い角度から切り込んでいて興味深い。ヴァザーリの『芸術家列伝』より面白いと思った。ほう、そういうふうに見るのか、と感心させられる。「ファイユームの肖像画家」では、ふつう絵描きはモデルをじっと見る。見られているのはモデルであるわけだが、ファイユームの肖像画の青年はじっと画家を見ている。見られているのはモデルではなく画家の方なのである、一~三世紀に描かれたこの肖像画の現代性はそこにある。マンテーニャの作品を語っているなかで、「時間遠近法」という概念を紹介する。どのページにも斬新な解釈があり、これは面白くてやめられないのだ。
バージャーはもともと画家である(ヴァザーリもそうだったけど)。画家でなければ気づかない視点というのがあるのだと思う。こういう書き方を学ばなくてはいけないな。
わたしは今、平石裕論を書いているが、参考にさせてもらおう。一色映理子についても書けそうである。
さて、ステップスの展覧会は今やっている「素描」が明日で終わると冬季休廊に入る。明日は展示が終わったあと忘年会をやる。久しぶりである。なるべくこじんまりとやりたいので、作家だけの会である。最近3年間に作品を発表した作家で、東京近辺に住んでいる作家に限った。それでも参加者は25人を軽く超えてしまった。たぶんギャラリーは満員電車の中のようになるだろうが、なんとか乗り切るしかない。
23日は芸大の博士展を見に行ったあとギャラリーのかたづけ。夜は、昔の教員友達と飲み会。24日は眼科に行ってから、ギャラリーで作品の搬出。25日はギャラリー睦のグループ展の最終日なので搬出がある。
もう少しで休めるぞ!
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