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2024年11月30日 (土)

虚数

11月も最終日。たてやまともか展も最終日。友達が次々に訪れている。来週は石倉仁一郎展。今日が搬入。作品は一ヵ月前に終わっているように、というわたしのプレッシャーが効いたのか、作品はずいぶん前に終わっていたようである。初日はビールを用意して待っています。

石倉さんのあとは「素描」展。今年最後の展覧会である。一年もすぐに終わってしまうのである。

わたしは今、スタインベックの『チャーリーとの旅』を読んでいるが、これがすこぶる面白い。チャーリー(犬)と車でアメリカ中を旅するのである。金 重明の『はじめてのガロア』は最初の方は小説みたいで面白かったのだが、途中から数式が出て来て、5次方程式のあたりで断念。「群」まで行きつかない。高校の数学のテストで0点をとったことのあるわたしの面目躍如。

一つだけ、ほほう!と面白かったことがある。虚数である。x²=-1 のxのことである。√-1。これを i というのだが、ありえない数なので、虚数というわけなのだが、金さんは、虚数は空想の数、イマジナリーナンバーではないと力説する。数直線上に実在する数であると。

水平に伸びた数直線はゼロから右に1行くとプラスで、左に1行くとマイナス1である。1に-1を掛けると-1になる。1×-1=-1はどういう操作をしたのかというと、数直線上をずずっとずらしていったのではなく、回転させたのだそうだ。0を起点として、コンパスのように円を描き、180度左に回転させると-1になる。では90度回転させるとどうなるか。0から垂直に線を伸ばす。上に1行った点、これが1を90度回転させた点ということになるが、これが√-1である。

虚数は数直線上に実在するのである。

いやはや。

数学が得意な人には初歩の初歩で当たり前のことなのであろうが、わたしには驚きでしかない。

実在していないようでじつはちゃんと存在する。

美術作品も虚数なのかもね。

 

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