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2024年10月10日 (木)

補聴器

10月8日(火)

上條陽子来廊。

お湯を沸かしてあったのでまずコーヒーを淹れる。

「そういえばこの間、日影さんが来て補聴器をつけてましたよ」

「そう。どうだった?」

「わたしの問いかけに聞き返すことがなかったです。ためしにつけてるみたいで、購入するかどうか考えてるみたいでした。40万円って言ってましたよ。ちゃんと聞こえるなら安いんじゃない?と言っておきました」

コーヒーにカステラを付けて出す。

「わたしのは一つ25万円よ」

「二つで50万?」

「そう」

補聴器って高いのである。

「ところが一つ落としちゃったのよ。気がつかないうちに取れてしまうみたい。25万が一瞬で消えたわ。詐欺に遭ったみたい。だから今は片方だけ着けてるの」

とカステラを食べながら話す。

以前も書いたが、上條さんは補聴器を買うために貯めておいた100万円をオレオレ詐欺で盗られてしまったことがあった。

「中国の展覧会はどうなりました?」

来年4月と言っていたのだが、企画は難航しているらしい。どうなるかわからないようだ。わたしはギャラリーの展示で忙しくなりそうなので参加は難しいかもしれないと答えておく。

今週の巳巳展は、毎日6時ごろからライブペインティングをしている。

トゥオマス・アイヴェロ 『寄生生物の果てしなき進化』(草思社文庫)を購入。読むのが楽しみだ。

今読んでいるチョ・セヒの 『こびとが打ち上げた小さなボール』はずしーんと重く心に響いてくる。

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