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2024年8月 1日 (木)

夏は休む

8月になってしまった。このまま暑い日がずうっと続くような気がする。ギャラリー内は冷房を効かしているけど、やはり暑い。なんにもやる気が起きない。眠いだけである。頑張らなくてもいいような気がする。そう、頑張らなくていいのだ。

来週からステップスギャラリーは夏季休廊になる。

8月4日(日)-9月1日(日)

4週間休む。去年は2週間だけの休みだったが、今年は4週間にした。8月に一人個展が入っていたのだが、10月に移動してもらったのだ。

これは正解だったような気がする。暑いから無理したら体調を崩すかもしれないし、これでよかったのである。

それでも夏休みはいろいろとやることもある。

ギャラリーの床掃除をする予定。ワックスも塗る。

山形に帰省する。母親を連れて温泉に行くのである。山形は大雨で新幹線は山形-新庄間が不通になっているが、とりあえず山形までは行けるだろう。

病院の通院も何回かある。今着けている血糖値を測るセンサーの取り外しもある。これはうれしい。

横浜のアトリエ・Kでやっているグループ展も見に行く。永野のり子が出品しているから行かねばならない。

作品も作る。なんと今4点完成している。がんばればあと4点以上完成するかもしれない。来年の個展までに時間はたっぷりあるのだが、またまた早く仕上がってしまうかもしれない。早くできてしまったら、再来年の個展作品も考えているので、そちらの作品にも手をつけてしまうかもしれない。

パスポートも切れているので新しく申請しなければならないけど、どうするか考え中。上條さんから中国でのグループ展に声がかかるかもしれないが、うーん。考え中。

あとは、暑い日は喫茶店でぼうっとしよう。

9月は「just curious」というタイトルの3人展でスタート。石黒美男、北沢努、田邊光則の3人。そのあと田崎亮平があり、そのあとはまた1週間休む。この一週間でギャラリーの壁を塗り替える予定。

本を3冊買った。

中上健次 『枯木灘』(河出文庫)

チョン・イヒョン 『優しい暴力の時代』(河出文庫)

谷岡一郎・荒木義明 『ペンローズの幾何学』(講談社ブルーバックス)

同じ河出文庫なのだが、分厚い中上健次は740円。それほど厚くないチョン・イヒョンは1100円である。なぜかというと、稲毛駅前のイオンに入っている小さな本屋さんで見つけた中上健次は2019年発行で、チョン・イヒョンのは新刊で今年発行なのである。『枯木灘』はイオンの本屋さんの本棚に売れ残っていたわけである。売れ残りもいいもんである。

『枯木灘』はややこしい作品である。登場人物が30人もいて、だれがだれだかわからない。最後のページには家系図まで載っている。こりゃあ面倒くさくて読み通せないと思っていたが、筆の勢いというものは凄いもので、中上健次は読ませてしまうのである。迫力がちがう。

『ペンローズの幾何学』は知る人ぞ知る「ペンローズ・タイリング」に関するものである。幾何学的な形で平面を埋め尽くすテセレーションについて考察しているが、そんなものあるわけがないと言われていた「アインシュタイン・タイル」が発見されたという章が始めに出て来て、面白過ぎる。

あと少し、暑いけどがんばろう。

 

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