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2024年7月24日 (水)

えのぐを買いに

7月22日(月)

今日から新世代への視点がスタート。7つの画廊をとりあえず全部回っておこうと、甲斐さんに留守番してもらって歩き始めたが、とんでもなく暑くて汗がとまらない。銀座の一丁目から四丁目にギャラリーは散らばっているので、気温が低ければ、どうってことない距離なのだが、いかんせん暑い。ステップスに戻って来たときにはどろどろの汗にまみれて疲れ果てた。さらにギャラリーのエアコンから水が漏れてきてもいて、ビル会社に連絡。配水管が詰まっているようである。業者に来てもらってバキュームで掃除してもらう。

5時からギャラリーQでトークイベント。各作家から作品の説明と五十嵐卓氏の批評、質問コーナー。6時過ぎに終了。甲斐さんは、自分の作品がネイルアートをイメージしたテーマであることを上手に説明していた。

7月23日(水)

えのぐを買わなければならない、と少々あせっていた。今作っている作品は、アクリルえのぐを塗り始めている。赤・黄・青と白・黒があるので、理論的にはこれだけでなんとか用を足せるのであるが、仕上げに他の色も使いたい。赤・黄・青の別色を1本ずつと紫と緑も加えたいのである。別に急ぐわけでもないのだが、今日を逃すと8月まで買えないのだ。早めに新宿に出て世界堂に急ぐ。選んだアクリルえのぐはこの5色。

ピロールレッド

イエローオレンジアゾ

マンガニーズブルーヒュー

ディープマゼンダ

コバルトターコイズ

これだけでも結構な値段になるはずである。わたしは世界堂のカードにポイントが溜まっているかもしれないと思った。キツネは手袋を買うのに葉っぱを差し出したが、わたしはえのぐを買うのにカードを差し出した。

あのー、もしカードにポイントが溜まっていたら使いたいんですが。

はい。あ、2万円以上ありますよ。

では全部ポイントでお願いします。

そういえば、かなりの数の額を購入しているので、そのくらいはあってもおかしくないのである。えのぐは6000円を超えている。えのぐをゲットしてポイントで買えたし、なんだかうれしい。今までえのぐを買ってこんなにうれしかったことはない。具体的にあそこにこの色を塗って、と想像するのが楽しいのである。

昔、上條陽子がガザに行ったときに、現地のアーティストに、持っていたえのぐをあげたら、ものすごく喜んだそうである。えのぐを手に入れるのも大変らしいのである。

えのぐは貴重である。

新宿まで電車。お腹が空いたので「ピース」でピラフとアイスコーヒー。ピースは煙草が吸える店なのだが、わたしは今タバコを全く吸っていないので、ピースでなくてもいいわけだが、なぜかピースに入ってしまう。ピラフが特に美味しいというわけでもないのだが、ピースのベンチシートに座ると落ち着くのである。

眼科で目薬を処方してもらう。

新宿から曙橋へ。糖尿病センター。女子医大までかなり歩くので昨日みたいに汗だくになる。

診察終了後、リブレプロというセンサーを腕に装着。これで2週間血糖値を測るのである。鬱陶しいが、我慢しなければならない。毎日食べたものを用紙に記入することも求められる。面倒なことこの上ない。何を食べたかというのは、どれくらいのカロリーを採っているのかをチェックするわけだが、そういう目的とは別のことを気にしてしまったりする。つまり、食べ物のカロリーよりもメニューを気にしてしまうのである。毎日こんな貧しい食べ物だと恥ずかしい。時々はうなぎとか書いておきたい。デザートにメロンとか入れたい、と思い悩むのである。

帰りに本を一冊購入。

内山保 『百鬼園先生と私』(中公文庫)

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