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2024年6月11日 (火)

同窓会

6月8日(土)

5時半から山形東高の同窓会。東京に出てきている連中である。総勢23名。ぎゅうぎゅう詰めでギャラリーに椅子とテーブルを並べる。足りない分をギャラリー58から借りてくる。

みんな元気でよく食べよく飲む。

プロジェクターで、昔の写真を映して盛り上がる。他人にはどうでもいいような写真に歓声をあげる。みんな65歳過ぎのおじいちゃんなわけだが、気持ちは高校生なのである。

時間もだいぶ過ぎたころ、一人ずつ近況報告をする。一人一分ね、と司会者は言うが、一分で終わるはずもなく、話しは延々と続くのだった。わたしは、先日、セルビア大使館で表彰された自慢話をした。

今日のために山形からわざわざ来た、前山形県知事の斎藤弘が

「おれが英語を好きになったのは吉岡のおかげだよ」

と思いがけないことを言う。わたしが宣教師のところでバイブルクラスに通っていたころ、弘を誘ったというのだ。全然覚えていない。彼は高2のときにアメリカに留学し、東高を卒業後、すぐにアメリカの大学に入学した。帰国後、日銀に入り、そのあと県知事選に出たのだった。

紅一点参加していたあけみちゃんは、東北大学を首席で卒業した。小池百合子のカイロ大学なんちゃって首席とは違う。

「吉岡君てさ、青いズボン穿いてたよね」

「え?そうだっけ。そんなことよく覚えてるね」

「覚えてるわよー」

山内志朗くんとちょっと話す。

「いつも本屋さんで山内君の本見てるよー」

彼は慶応大学で哲学を教えている。ただ、専門が中世哲学なので、わたしには歯が立たないのだった。

記念撮影をして、応援歌「おお勝利!」を歌って解散したのは10時過ぎだった。

疲れた。

6月10日(月)

夕方からバルコニーで宴会。アトリエ・Kの中村きょうこさんが、いろんな人に声をかけてくれて、持ち寄りのパーティーである。わたしはビールとワインだけ用意した。みなさん、パン、お寿司、焼き豚、チーズなどを持って来てくれて、テーブルがいっぱいになった。参加者は女性8名。中村ミナト、菱田陽子、勝又豊子、三木祥子、大坪美穂、達和子、峯岸千絵という面々。倉重光則も来たのだが、女性陣を見て怖気づいて「おれ、忙しいから帰るよ」と言っているときに小林誠さんが来たので、なんとか椅子に座った。最後まで居た。忙しくはないようだった。

楽しかったが疲れた。

6月11日(火)

永野のり子が来る。もうすぐ一色映理子が来るよと言って待たせる。初対面だし、12月のドローイング展でいっしょになるから。一色はドローイング展に出す作品、スケッチブックだけど、何冊か持って来て見せる。このなかからわたしが出品作を決める。

わたしの息子の創が、嫁さんと一緒に見に来る。彼女のご両親もいっしょだ。わざわざ来てもらって申し訳ない。

ドイツの映子さんが作品代の支払いに訪れる。彼女は27日にドイツに帰るので、作品は25日にまた来て受け取るといって帰った。

上條陽子が来廊。冷たいコーヒーでいいですか?と訊くと、温かいの、と言うのでお湯を沸かす。コーヒーができたところに平石裕が来たので二人でお喋りをしてお菓子を食べて賑やかである。

今日までのところ、作品は18点売れた。

明日もがんばろう。

明日は眼科に目薬をもらいに行くので、そのあいだ守屋美加さんに留守番を頼んでいる。

明日も暑そうだな。

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