上條陽子のガザ
4月3日(水) 雨
新宿の眼科に寄ったあと、やはり新宿にあるギャラリー絵夢に行く。
「パレスチナに明日はあるのか GAZA 七人の画家展」である。宮田徹也によると、3月30日のギャラリートークは150人ほどが詰めかけ、テレビ朝日の取材も入ったとのことだった。上條さんと映像ディレクターの原口美早紀さんの対談だった。
上條さんは中国で展覧会を終えたばかりのはずだが、ギャラリー絵夢には毎日在廊して展覧会の説明をしているそうだ。このエネルギーはどこからくるのだろうか!?
会場に入るとお客さんと椅子に座って談笑する上條陽子が居た。
「あら、吉岡さん、なかなかステップスに行けなくてごめんなさいね」
「いやいや、無理しないでくださいね」
お茶をいただく。お客さんの一人が
「この作品は売らないんですか?」
と訊くと
「売らないわよ」
と答える。かなりの数の作品が並んでいる。これはガザの作家たちから預かっているものだろうか、だから売ることはできないのだろうか、と話に耳を傾けていると、
「違うわよ。これは全部あたしが買い取ったのよ」
と驚くような答え。
上條陽子、大物だわ。
上條は、これからも、これらの作品を日本各地で展示していきたいということだった。
4月4日(木)
赤川浩之が来廊。石倉仁一郎さんと待ち合わせているようである。赤川の作品集についての打合せらしい。10月の赤川の個展で配る予定だ。デザインはほぼ完成していて、最終確認をしていた。なかなかりっぱなものになりそうである。テキストはわたしが書いた。
わたしはいま「砂中」という文章を書いていて、こちらももうすぐ完成する。正月にお知らせした「自由が丘」の続編で、大学を卒業して教員になったころの話を書いた。これもA4紙12,3枚になるので、印刷はしないでギャラリーのホームページに載せる予定。6月になるかな。
さて、川辺美咲展は明日まで。美咲さんは夕方に来て搬出をする。そしてまたベルリンに帰る。
日影眩は初日のパーティーに来たのだが、明日も美咲ちゃんに会いに来るのだった……
明後日の7日(日)から16日(火)は休廊になる。少し長い休みだが、次の展示の準備をしたり、ギャラリー回りをしたり、通院をしたりでわりと忙しい。
Art Cocktail 2024 は17日(水)スタートなので、それまでブログもお休みさせていただきます。
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