日影眩展
今日、日影眩展の展示作業終了。
個展のプレスリリース用に書いたわたしの短いコメントを読んでください。
米寿の日影眩
吉岡まさみ(Steps Gallery 代表)
今年米寿(88歳)を迎える日影眩に、「あなたにとって絵画とは何ですか?」と訊いてみたい衝動に駆られるのだが、よく考えると、こちらにはそんな大胆な質問をぶつける資格も覚悟もないような気がする。ただ、二十歳ぐらいの美大生に同じ質問を投げかけたら、その答えは、日影眩とは全く違う答えになるだろうという予測はできる。
ニューヨークから帰国して、2014年から2年おきにSteps Galleryで個展を開いて来て、初期の「フロッグズ・アイ」と呼ばれる、下から見上げるアングルの絵画、人物が次第に消えていくような不穏な雰囲気を醸し出す作品から、最近では段ボールにアクリルやマーカーで描く物語を含んだ絵画と、目まぐるしい変化を見せている日影の作品は、さらに自由度を増して、その想像力は、積み木のロボットといった、新しいキャラルターまで生み出している。今回の個展では、最新作を並べるが、それはただ、新しい作品というのではなく、作家の辿って来た道行きが鑑賞できる展示になるはずである。
6回目となるSteps Galleryでの個展をお楽しみください。そして、勇気があれば「日影さん、あなたにとって絵画とは何ですか?」と問うてみてはどうだろうか。
今週はギャラリーをお休みしたが、のんびり休みながら、いろいろとやることも多かった。
月曜 日影眩作品を壁に掛ける。段ボール作品なので、ピンで留める。4点減らして、作品数は20点になった。
火曜 新宿の眼科で診察。
水曜 一日休む。
今日木曜 日影眩作品のキャプション作りと取り付けとライティング。昼は、久しぶりに山形田で冷やし鶏蕎麦。読売新聞の担当から何回も電話。日影さんの紹介文の確認。丁寧に文面をチェック。朝日新聞にも記事が出る予定。
明日金曜 美容室 上松でヘアカット予定。
土日は、休み。マッサージに行く予定。
本も3冊購入した。
吉行淳之介 『吉行淳之介掌編全集』(中公文庫)
金井美恵子 『カストロの尻』(中公文庫)
小池真理子 選 『精選女性随筆集 倉橋由美子』(文春文庫)
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