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2024年1月 5日 (金)

2024年スタート

正月から地震だの事故だのと、おめでたくないニュースが起きてしまっていますが、とりあえず年を越せたということで、今年もよろしくお願いします。

年賀のお知らせを送った方には、年賀のテキストのことを書きましたが、送られていない方でもこのブログを読んでいらっしゃる人が居ると思うので、改めてお知らせします。

「自由が丘」という文章を書きました。Steps Galleryのホームページを開いて読んでください。ステップスのホームページのアドレスも新しくなりましたので、下記のアドレスにアクセスしてください。

https://stepsgallery.jp

「オーナー・𠮷岡まさみ」のページを開いたら、評論文/エッセイというコーナーがあります。2024年に「自由が丘」がありますので読んでください。

1月5日(金)

現在、倉重光則展の搬入が始まったところです。メンバーは、倉重、勝又、小林誠、浅間優太、田中啓一郎、内山聡、峰岸千絵、吉岡の8名。

みんなでお弁当を食べて、ビールを飲んで意気が上がっています。

作品は、ベニヤ板で作ったパネルを組み立てて「迷路」を作り、壁にはLEDライトを16個取り付けて眩しい「絵画」にします。かなり眩しくなるはず。ギャラリー内は光で満たされますが、「迷路」の中は暗闇。光の中に暗闇があるということなのですが、迷路を進んで行くといちばん奥に光が現れるという仕掛けです。今日はおおまかな組み立てをして、明日は配線を仕上げる予定なのですが、どうなるかわかりません。

搬入のためのメモがたくさんあるのですが、そのメモはわたしが預かることにしています。企画展「ドローイング」を考えているのです。うまくいけば、今年の年末に開催できるはずです。

さて、わたしは正月の1日から3日までずっと寝ていました。いくら寝ても眠いのです。軽い頭痛もしていました。ベーチェットの発作です。ステップス始まって以来、初めての発作。今までの疲れが出てしまったのかもしれません。昨日からようやく回復し始めたようです。

がんばらなくてはなあ…

若桑みどり『マニエリスム芸術論』がなかなか終わらない。面白くてじっくり読んでしまうのだ。マニエリスム絵画の人体は、妙にひょろ長かったり、蛇のようにくねっていたり不思議な形態をしているのですが、これは人体が歪んでいるのではなく、空間が歪んでいるのだ、という目が覚めるような論考もあり、若桑さん凄いわ。複数の視点とか、同時にいくつもの場面が描かれているなどというのは、キュビスムの先取りとしか思えないのでした。

読まなくてはならない本が溜まってきているのに、また1冊追加していまいました。

ポール・オースター 『冬の日誌/内面からの報告書』(新潮文庫)

倉重は、LEDの作品を積み立て中。さて、わたしも何か手伝うことにしましょうか。

倉重光則展は1月8日(月)からです。

 

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