ZANE展
土曜日はZANEくんの搬入にお父さんがお手伝いに来る。点数が多かったが、すんなり決まった。紙に墨で描いたドローイングが多いのだが、テキスタイル出身ということもあって、泥染や煤染もある。伝統的な素材を使っているが、モチーフはポップな形象が多いのは、やはり若いのである。
初個展を見に来てください。本人は土曜日のみ在廊します。
12月3日(日)
マッサージに行く。生き返る。わたしは一週間に一回マッサージをしてもらわないと生きてゆけない。一週間に一度といわず、2回でも3回でも行きたいところである。そういう人って他にいないのかなあ。
ギャラリー睦へ。むつさんに作品を届ける。購入してもらった木下敦也のプロペラ。宇野さんの三人展を開催中。ベテラン3人である。宇野さんは疲れていた。
セリーヌ『夜の果てへの旅』の上を読み終わりそうだったので、土日はナボコフを持って帰る。セリーヌのこの本はは当時ベストセラーになっただけあって息もつかせぬ面白さである。晩年は不遇と貧困の中に落ちてしまったが。
ナボコフの『ニコライ・ゴーゴリ』は冒頭からショッキングである。精神病院に入れられたゴーゴリは、めちゃくちゃな「治療」を受けたまま死んでいった。下剤の服用と瀉血、断食、ものすごく熱いお風呂に入れられて頭から冷水をかけられる。鼻から蛭を入れられる…
とんでもない治療であるが、本気でおこなわれていたようである。
セリーヌとナボコフは同時に読み進めることにする。
本屋で栗原康の『超人ナイチンゲール』という本を見つけたが買わなかった。
12月4日(月)
ZANE展スタート。寒いけど今週もがんばろう。
ZANEくんの次、来週は古藤典子展で、今年最後の展示になる。早いものである。
さっき、ギャラリーQの上田さんが来て、来年の「新世代への視点」スタンプラリーのステップス用ハンコを持って来てくれた。もうできたんだ。なんか、世の中早すぎるような気がする。認識する前にものごとは起きてすぎていく。
「落雷には気象状況を解説している暇はない。」(ナボコフ『ニコライ・ゴーゴリ』)
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