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2023年12月11日 (月)

夜中のヤクルト

昨日は古藤典子作品の展示だったが、おおーっと!というくらいの圧倒的な鉛筆の筆圧と数。ため息が出る。とにかく見に来てくださいという展示です。絵画とモノの中間に存在する微妙な画面である。

タイトルが不思議である。「図書館でみる夢 第六章」とか「夢の栞」という物語のようなタイトルと無機質に見える鉛筆一色の画面の取り合わせが面白い。

作家は水曜と木曜、それと18日(月)は在廊しません。作家に会いたい方はそれ以外の日を選んでお越しください。

さて、この古藤典子展が終わったら冬休みである。楽しみだなあ……

寒さのせいばかりではないが、夜中に起きてトイレに行く。毎日行く。そして起きたついでに「ちょっとしたもの」を飲む。ちょっとだけ喉が渇くからである。たくさん飲んではいけない。飲み過ぎるとまたすぐにトイレに起きることになるからである。夏の間は西瓜の一片を口に含んで水分補給するのだが、冬が問題である。ペットボトルのお茶とかジュースとかに口をつけるのだが、なんだか今一つである。で、いろいろ試してみて、ヤクルトがちょうどいいということに気付く。ヤクルトのあのちょっとした量がちょうどよく、甘みもあって満足できる。ミカンを一個食べるというてもあるが、ミカン一個だとトイレに起きる時間が早まる。飲み物問題は悩ましい。

本を読むスピードが遅くなってきている。なんかさあ、疲れるのよ。文庫本の数行読んで数分休む、というような塩梅である。

セリーヌの『夜の果てへの旅』もなかなか進まないし、ナボコフも途中で止まっている。若桑みどりにはいつ行きつくのかわからない。

それなのにまた2冊買ってしまった。

山田英生 編 『孤独まんが』(ちくま文庫)

野溝七生子 『梔子』(ちくま文庫)

「まんが」の方は、どうしてもページを開いてしまう。盗み読みである。盗み読みだけで読み終わってしまいそうである。

野溝七生子(のみぞなおこ)は初めて聞く名前である。1897年兵庫県生まれ。『梔子(くちなし)』は1926年刊行。

ちくま文庫は、来年、森田たま『石狩少女』とか『片山廣子随筆集』とか刊行予定。これも面白そうである。

わたしは明後日、新宿の眼科に行くときに、世界堂に寄って佐藤全孝さんのパステル画を額装しに行く。楽しみである。

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