東京ナポリタン
11月21日(火)
少し早めに家を出て、まっすぐ東京へ。丸善の文庫本コーナーをまわる。セリーヌを探したらすぐに見つかった。嬉しい。
若桑先生のマニエリスムの本も買う。難しそうで遠慮していたが、ジャック・デリダよりは簡単なはずである。ナボコフのゴーゴリ評伝も買う。ナボコフは難解である。「ロリータ」はなんとか読み通したが、他の本は途中で投げ出したものが多い。高橋ブランカに言わせると、ナボコフの文章は美しいそうである。
セリーヌ 『夜の果てへの旅』(上)(下)(中公文庫)
若桑みどり 『マニエリスム芸術論』(ちくま学芸文庫)
ウラジーミル・ナボコフ 『ニコライ・ゴーゴリ』(平凡社ライブラリー)
文庫本コーナーと同じ3階のカフェで昼ごはんを食べることにする。なにか食べるものあるかなあと見てみると、東京ナポリタンという文字を見つけた。よく考えると奇妙なネーミングである。アイスコーヒーも頼む。
普通のナポリタンだったが、生麺なのか、もっちりしていて美味しい。これが東京ナポリタンですと言われれば、そうなんですね、と答えてしまうだろう。
東京から馬喰町に戻って、都営新宿線に乗り換える。新宿三丁目で降りて世界堂へ。フィクサティフを買う。明日これを作品に吹きかけて鉛筆を「留める」。額縁のコーナーも見る。今度の作品を入れる額の下見だ。28点あるので、額代がかかる。額はかなり値上げされていた。3900円くらいだったものが、4600円とかになっている。おお…かなりの出費になるなあ。
新宿三丁目から曙橋まで一駅。女子医大で糖尿病の診察。血糖値はあいかわらず高いままだ。ドクターの新しい提案。
「朝から昼にかけて血糖値が上がるから、朝起きたらすぐに3~4(単位)打ちましょう。朝はね、なにも食べなくても血糖値は上がるから」
ということで診察終了。
薬局でインスリンとか飲み薬とかいろいろ貰ったら、荷物がものすごく重くなった。かばんには分厚い文庫本とフィクサティフも入ってるし。稲毛に着いてさらに買い物したら、とんでもなく重くなった。へとへとだ…
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