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2023年11月22日 (水)

東京ナポリタン

11月21日(火)

少し早めに家を出て、まっすぐ東京へ。丸善の文庫本コーナーをまわる。セリーヌを探したらすぐに見つかった。嬉しい。

若桑先生のマニエリスムの本も買う。難しそうで遠慮していたが、ジャック・デリダよりは簡単なはずである。ナボコフのゴーゴリ評伝も買う。ナボコフは難解である。「ロリータ」はなんとか読み通したが、他の本は途中で投げ出したものが多い。高橋ブランカに言わせると、ナボコフの文章は美しいそうである。

セリーヌ 『夜の果てへの旅』(上)(下)(中公文庫)

若桑みどり 『マニエリスム芸術論』(ちくま学芸文庫)

ウラジーミル・ナボコフ 『ニコライ・ゴーゴリ』(平凡社ライブラリー)

文庫本コーナーと同じ3階のカフェで昼ごはんを食べることにする。なにか食べるものあるかなあと見てみると、東京ナポリタンという文字を見つけた。よく考えると奇妙なネーミングである。アイスコーヒーも頼む。

普通のナポリタンだったが、生麺なのか、もっちりしていて美味しい。これが東京ナポリタンですと言われれば、そうなんですね、と答えてしまうだろう。

東京から馬喰町に戻って、都営新宿線に乗り換える。新宿三丁目で降りて世界堂へ。フィクサティフを買う。明日これを作品に吹きかけて鉛筆を「留める」。額縁のコーナーも見る。今度の作品を入れる額の下見だ。28点あるので、額代がかかる。額はかなり値上げされていた。3900円くらいだったものが、4600円とかになっている。おお…かなりの出費になるなあ。

新宿三丁目から曙橋まで一駅。女子医大で糖尿病の診察。血糖値はあいかわらず高いままだ。ドクターの新しい提案。

「朝から昼にかけて血糖値が上がるから、朝起きたらすぐに3~4(単位)打ちましょう。朝はね、なにも食べなくても血糖値は上がるから」

ということで診察終了。

薬局でインスリンとか飲み薬とかいろいろ貰ったら、荷物がものすごく重くなった。かばんには分厚い文庫本とフィクサティフも入ってるし。稲毛に着いてさらに買い物したら、とんでもなく重くなった。へとへとだ…

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