逃走計画
今日から吉岡の個展が始まりました。毎日ギャラリーに詰める予定ですので、遊びに来てください。
逃走計画というタイトルは、モチーフの幾何学形態が、このなかにはまり込んだら出られなくなるような感じだから。
昔、ドゥールーズが、同じ土俵に立たないで、逃げろ、とどこかに書いていたのを思い出したこともあります。
逃げたいことばかりがあります。
本当に逃げ切ることができるのでしょうか?
7月4日(火)
今日は休みだが、やることが多くて忙しい。
新宿三丁目で電車を降りて世界堂に行く。スケッチブックを買う。再来年の個展の作品の下絵用である。ファブリアーノのスケッチブックは高くて断念。ラングトンのブロック水彩紙にする。色鉛筆も買う。ガランダッシュの12色。
店内をぶらぶら見ていたら、あら!ラインテープだ。まだあったんだとよく見たら、わたしが使っていた会社のではなく、パイロットの製品だった。パイロットかあ、やるなあ。テーピングの作品はだんだん作れなくなるなあと思っていたので、そうか、これを買えばいいんだと安心した。
時間があったので、喫茶「ピース」。アイスコーヒーと煙草。わたしは今煙草はほとんど吸っていない。それほど吸いたいと思わなくなっているのだ。しかしピースに入るとなぜか吸いたくなる。「全面喫煙」の店だからというだけでなく、ここの昭和の匂いのする雰囲気がそうさせるのだ。心の底からほっとしてのんびりする。ここの店員は初めて入って来たような感じのお客さんには「ここは全面喫煙で、禁煙コーナーはないんですがいいですか?」と訊く。煙草を吸わない人も、別に気にする様子もなくベンチシートに腰を下ろす。
眼科で診察。逆さまつげも抜いてもらう。
薬局で目薬をもらう。お腹が空いたので、つけ麺の店に入る。久しぶりだ。つけ麺美味しいけど食べ続けると飽きるから、ときどき食べるのがいいね。
歩いてスペース・ゼロへ。Zero-K 展。木下敦也氏が出品している。会場に入ったら木下君がいた。受付当番だそうだ。
いやあ、新宿暑い。汗が噴き出す。
地下鉄で日本橋へ。まただいぶ歩いてSPC GALLERYへ。勝田徳朗、高島芳幸 二人展。
また汗をふきふき日本橋から銀座へ。
ステップスの階段を昇ったら、あら!むつさん!ギャラリー睦のむつさんが入口に立っていた。今日休みと知らずに来てしまったようだ。ちょうどよかった!吉岡先生、わたし支払いに来ましたのよ。むつさんは作家を「先生」をつけて呼ぶ。先生と呼ばれることは好きではないが、むつさんになら先生と呼ばれても抵抗はない。槙野匠の「風向き」を購入してくれたのだった。さらに槙野央の「新聞」が気になると言っていて、このあいだ央君に「埼玉新聞」を持って来てもらっていたのだ。2点を持ち帰る。
わたしは郵便物とメールチェックをしてからギャラリーを出る。
教文館に寄ったら、ベイトソンの『精神の生態学へ』の「中」を見つけて購入。
姫野カオルコの『彼女は頭が悪いから』を読んでいたのだが、ベイトソンに切り替える。
ずっと書いていた「自由が丘」を書き終わる。A4紙15枚に収まった。収まったけどみなさんに印刷するのはやはり難しいので、ギャラリーHPに載せます。来年の年賀状代わりに載せるので、1月1日まで待ってください。
さて、夕方から何人か来るようなので、ワイン冷やしておくかな。
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