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2020年7月31日 (金)

ポール・オースター

7月31日(金)

さっき、ラジオでは、東京都のコロナ感染者が400人を超えると言っていた。

どうなるのか心配ではある。感染者数というのは数字だけど、なんか少しずつ数字の意味合いがあやふやで、とらえどころのないものに変ってきた感がある。整数論的な数字ではなく、確率論的な数字とでもいったらいいのだろうか。実体が摑みにくい。

感染者が増えても、来週の石倉さんの個展は予定通り開催する。

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石倉仁一郎 展

8月3日(月)-8日(土)

石倉さんは時間はわからないが、毎日在廊予定である。コロナがどうなっても個展はやる!と本人も決意している。

先日、石倉さんと話をしていて、ポール・オースターの話題になった。よく聞くと、彼はオースターは、ほとんど全部の作品を読んでいるらしい。「オースターの先輩」である。吉岡さんもやっとオースターを見つけましたか!という感じだった。

本屋さんの書棚をいつもチェックしているつもりだが、少しでも気を許すと、え?という変化を遂げているので気をつけなければならない。なんと、新潮文庫では、オースターの作品を10冊並べ始めた。よし、こうなったらオースターを全部読破しなくちゃ、『ムーン・パレス』は読んだからあと9冊である。教文館で全部買ってやる!という勢いで行ったのだが、やっぱり9冊全部は重荷に感じたの「で、4冊だけにしておいた。

『ブルックリン・フォリーズ』、『孤独の発明』、『ナショナル・ストーリー・プロジェクトⅡ』、『偶然の音楽』

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今、読み始めたのは『孤独の発明』、初期の作品であるが、少し読んだだけで、オースターはノーベル文学賞を獲るだろうなと思った。

この作品は、彼の父親について描いた作品なのだが、奇妙な内容である。へんな父親である。

最初のページに写真が2枚挟んである。説明文はなく、ただ載せてあるだけである。

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本文を読んでいくと、これがどんな写真なのか分かってくる。どういう写真なのかは書かないでおこう。

話は変るが、来年の1月の最初のStepsの展覧会は、ギャラリー企画で、女性彫刻家6人のグループ展になる。わたしはこの展覧会のタイトルを「彫刻女子」として提案していたのだが、評判がよくなかったので、なにかほかにアイデアがあったら言ってね、という連絡をしたら、今井由緒子さんから、「RAUM」ではどうかしら?と返信があった。ラウム、ドイツ語で空間という意味である。おお、それはいい!ほかに誰からも連絡がなかったので、ほぼ「RAUM」に決定である。空間ということばで、ああそうだ、ポール・オースターの『ムーン・パレス』のなかのあるフレーズを思い出したので、その一文を案内状に載せようと考えている。

「限られた空間をとことん掘り下げるなかで、空間はいつしか無尽蔵となっていった。果てることのない世界内世界がそこに広がっていった。」

 

 

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