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2020年7月29日 (水)

のーべるしょー

紋谷幹男さんのブログです。吉岡展評。

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7月28日(火)

今日はわたしはギャラリーはお休み。休みだからなにかしようとは思ったのだが、思っただけで身体は動かず、結局一日中ぼうっとテレビを見て終わってしまった。家の外には一歩も出なかった。夜までテレビを見ていたのだが、

ああ、この番組は火曜日だったのね、とうれしくなった番組がある。

好きなテレビ番組はいろいろあって、最近では「ポツンと一軒家」とかを楽しみにしている。「小さな村の物語」とか、「孤独のグルメ」とかも好きなのだが、これらの放送日と時間を知らない。そういうことが多い。

さて、昨日の番組というのは、BSフジでやっている「クイズ!脳ベルSHOW」のことである。最初はなんかしょぼい番組だなあと思ってすぐに切り替えたりしていたのだが、このところ妙に面白くてはまってしまっている。見たことのある方は分かると思うが、地方のテレビ局のさびれた番組風で、見ているほうが辛くなってしまうのだ。

毎回4人のクイズ回答者が登場する。司会の岡田圭右がはりきって場を盛り上げているのだが、回答者たちは年配の方々ばかりで、テンションが低くて乗ってこない。アシスタントのアナウンサーは、今までこんな人いたの?というくらい見たことのない女子アナで、女子アナというには、少々年齢がいっていて、見た目も、ワイドショーの洗剤のCMに出てくるようなおばさんである。微妙な雰囲気をかもし出している。

さて、回答者であるが、だいたい60代の人が多く、50歳だったらこの中では若手ということになるだろう。素人さんではなく、なにがしか、芸能界やスポーツ界などに関わっていた人たちなのだが、これが、誰だかわからないのよ。最初に名前は紹介されるのだが、どんな人なのかは説明されない。で、クイズが進むに連れて、昔の活躍していた頃の写真が出てきたり、エピソードを引き出すトークが加わったりして、正体が明かされていくのだが、番組の終わりになっても、とうとう何の人なのか分からずじまいだったりもする。いっとき売れた歌手のグループの一員だったり、ヒット作が一本だけの映画俳優とか、ほどほどの活躍をしたかもしれない野球選手とかばかりなのである。たまには「有名な」名前の人も出る。ブル中野とか、小梅太夫とか…

ははあ、プロデューサーとしては、こういう「微妙な」人たちを集めて、見るからにしょぼい番組を作ろうとしているのだ。非常にマニアックである。こういう微妙なキャスティングを楽しんでいるとしか思えない。若い人たちは、これを見ても全く面白くないことは保証する。クイズの中身もすごいよ。60年前の曲を流して、途中で止めて、さてこの次に入ることばは何でしょう ?とか、ものすごく古い駄菓子をもってきて、この商品の名前は?なんていう問題ばかりなのだ。若い人たちは何のことかまったく分からないだろうが、60代以上の人には馬鹿うけである。

とんちんかんな答えをする回答者がいると、岡田圭右は、呼子(ホィッスル)を鳴らして警告する。これは、注意するというよりも、だらだら流れるゆるい雰囲気に、少しでもアクセントを加えようとしているのだろう。

回答者たちは、一応クイズに正解して、10脳ベルとか20脳ベルとかのポイントを勝ち取るために頑張っている。みんな、80脳ベルとか100脳ベルとかをゲットするのだが、最後の問題が、正解すると200脳ベルがもらえたりするので、最後の問題さえ解ければ1位になれるのだ。

ところが、全員不正解ということが多いので、200脳ベルを貰う人はほとんどいない。

優勝すると賞品がもらえる。

米5キロ。

最後までがんばって盛り上げた岡田圭右はこの番組にぴったりである。えらい。

閉店ガラガラ。

 

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