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2020年7月 2日 (木)

副都心線

7月1日(水)。

女子医大の糖尿病センターの診察が午前中にあって、雨の降り方もたいしたことなかったので、横浜まで行ってみることにする。アトリエ・Kの「selection」を見るため。新宿から横浜までどうやって行くか。新宿駅から湘南新宿ラインに乗って横浜まで行くか。東京か品川に出て総武線で横浜へ、という手もあるのだが、新宿三丁目から副都心線に乗るという方法を見つけた。副都心線って乗ったことがない。どうかなあ。年をとると新しいことをやりたくなくなるのだが、初めて乗る電車というのも引きぎみになる。若いときなら、おう、楽しそうとか思って口笛を吹きながら(吹かないけど)乗ると思うのだが、どうも足が重い。しかし、副都心線に乗ると東横線を通り、みなとみらい線に入り、終点は元町・中華街駅である。この駅からアトリエ・Kは歩いて行けるはずである。これは行ってみるしかないだろう。曙橋から新宿線で隣りの新宿三丁目まで行って、副都心線に乗り換える。駅員さんに、元町・中華街まで行きたいんですが、というと、3番線ですと教えてくれる。東横線に入ると、昔懐かしい駅を通過した。祐天寺とか自由が丘とか。自由が丘にある美術の予備校に1年間通ったなあ。電車の中にある路線図を見てみると、あれ?こんなにたくさん駅があるんだ。これは各駅停車じゃなくて、急行に乗るべきだったなあ。でもまあいいや、本を読みながらのんびり行こう。

今日は『スタインベック短編集』を持ってきた。『隔離の島』は重いのよ。面白い作品があった。「蛇」という。

フィリップス博士は生物学者で、研究所でいろんな実験をしている。ネズミやネコ、蛇もたくさん飼っている。箱に入った猫の部屋にガスを入れる。ネコは暴れるが、しばらくすると静かになる。ドアを叩く人がいるので出てみると、一人の女の人が立っている。ちょっといいですかと言うのだが、今忙しいからと断ると、待っていますと言う。博士は死んだネコの解剖を始めるが、女は全く動じる様子はない。顔を見ると、唇と顎の先端までの長さが異様に短い顔である。手が空いた博士は、ところで何の用ですか?と訊くと女はこう訊いてくる。

「ここに蛇はいますか?」

「いますよガラガラ蛇が」

「雄の蛇はいますか?」

「いますよ」

「どうやってそれが雄かどうかわかるんですか?」

「交尾しているところを見たので区別がつくようになったんです」

「そのオスを売ってください」

女は雄の蛇を一匹買うのだが、それを持ち帰らずにそのまま研究所で預かっていてほしいという。ときどき見に来ます。それなら蛇を買わなくてもいいんじゃないですか?

「いいえ、自分のものにしたいんです」

博士は蛇を5ドルで売る。 

「蛇は何を食べますか?」

「ここでは白鼠を食べさせています」

「ネズミを売ってください。蛇が食べるところが見たいんです」

このあとどうなるのかどきどきしながらページをめくったら、ちょうど電車が終点の元町・中華街に着いたので、本を閉じて電車を降りる。

道がわかるかなあと不安だったが、看板があり、元町、石川町方面とあったので、すぐにわかった。

アトリエ・K到着。

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selection、8人展

Steps 関係の3人もしっかり展示してある。

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中澤 小智子

3

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小口 あや

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唐 詩薏

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帰りは石川町から横浜に出て、横須賀線で帰った。

 

 

 

 

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