« 鯖のスモーク | トップページ | さよならパーティー荒らし »

2020年6月 6日 (土)

元祖カツカレー

6月5日(金)

午前中に、作品の最終仕上げをした。ようやく終ったら昼なっていて、お腹が空いたので、昼食を食べに行こうとギャラリーを出る。なにがいいかなあ。奮発して焼肉ランチにするかなあ、とメニューを考えながら階段を降りてビルの外に出ると、なんかこの人知ってるぞ、という顔の人が通りかかる。マスクをしているが、日影眩であることがわたしにはわかった。たぶん誰にでもわかるだろう。

「あら、日影さん!」

「おお!吉岡さん」

偶然の出会いである。ギャラリーを廻っているわけではなく、ただ、銀座に来たから、ステップスの前を通って様子を見ていこうと思ったのだという。

「これから昼食べに行こうと思ってさ。カレーの店があるんだよ」

「ああ、そう。カレーやさんてどこ?」

「すぐそこだよ」

立ち食い蕎麦のよもだそばのカレーかな、と思ったのだが、日影さんは、カツカレーだという。よもだそばにはカツカレーはない。

「元祖カツカレーの店なんだよ」

というのだ。

「わたしもランチにしようと思ってるところだから、いっしょに行きましょう」

3丁目のさくら水産の向かいにその店はあった。日影さんは通院の帰りで、昼はカツカレーにしようと考えて銀座に来たのだそうだ。煉瓦亭の並びである。店の名前は「銀座スイス」、こんなところにこんな店があったのね。

こじんまりとした店だが、落ち着いた雰囲気の洋食の店である。ここが元祖カツカレーの店らしい。日本で初めてカツカレーを出したのがここなのだそうである。読売巨人軍の何とかさんが、カレーにカツを載せてくれ、と言ったのがそもそもの始まりである。壁にそう書いてあった。

メニューの名前も「元祖カツカレー」である。二人ともそれを頼む。

日影さんは、そうだ写真撮らなくちゃと、わたしの写真を撮ったので、わたしも日影さんの写真を撮る。

Photo_20200606144601

おお、なかなか美味しい。カレーの味が深い。カツは、いい肉を使っているのがわかる。クリストが亡くなったらしいね、という話をしながら食べる。

また来ようかな。

ロサンゼルスのグループ展のカタログが届く。去年の8月にやった7人展である。最初は作る予定はなかったのだが、やっぱり作っておこうよ、ということになって、勝又さんのデザインで作ったのである。費用はメンバーがお金を出し合った。

「表現するグリッド上の放浪者達」

2019年 8月1日ー25日                       

勝又豊子/神田毎実/倉重光則/小林誠/千崎千恵夫/中村圭/吉岡まさみ

こんな感じである。みんなそれぞれコメントを寄せている。

Photo_20200606145801

教文館を覗いたら、またまた面白そうな本を見つけてしまったので買う。

河盛好蔵 『人とつき合う法』 (新潮文庫)

J・M・クッツェー 『鉄の時代』 (河出文庫)

Photo_20200606150801

河盛好蔵は以前 『藤村のパリ』 が面白かったので買ってみた。『人とつき合う法』 は60年前の本だよ。

クッツェーは、この人の本は全部面白い。

 

 

|

« 鯖のスモーク | トップページ | さよならパーティー荒らし »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 鯖のスモーク | トップページ | さよならパーティー荒らし »