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2020年5月13日 (水)

ロボット化

5月13日(水)

朝、9時前に女子医大到着。眠い。

入り口で検温の係の人の前を通り抜けて、消毒液を手につけてこすりながら中に入る。

いつもより心持ち空いているような気もするが気のせいかもしれない。

朝一番に家で採った尿を検査の人に渡し、更に尿検査のあと採血。

今日は診察の前に血糖値を測るセンサーを取り付けることになっているので、ケアルームに行って処置。センサーというのは、24時間ぶっ続けで血糖値を測る機械である。以前にも一度やったことがあり、そのときはお腹に機械についた針を機械ごと刺し、上からビニールの覆いをかけた。装着するとものすごい違和感があり、具合が悪いことこの上ない。今回は、お腹につけるタイプでなく、腕に取り付けるタイプだった。かなり小さく、お腹タイプよりもずいぶん快適である。針も痛くはない。二の腕の裏側につける。ビニールで覆うこともしなくていいようである。これを2週間つけっぱなしにして、センサーに血糖値を記録するのである。

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機械とともに過ごす2週間が始る。わたしはこういうものをつけるのはどうにも嫌でたまらないのだが、こういうのが好きな人もいる。モドコンと呼ばれる人体改造を趣味としているグループが世界各国にいるのである。自分が機械の一部分になったり、ロボット化していくのを悦楽とする人々のことである。アクセサリーのいろんな形のプラスティックを皮膚の下に埋め込み歓ぶ感性を持った人たちであり、刺青とか、極端な整形なども同じグループに入るだろう。金原ひとみの『蛇にピアス』に出てくる、舌の先を蛇の舌のように二股に切り開くなどというのは、彼らにとっては普通のことなのである。血糖値測定のセンサーなんてちゃんちゃらおかしいとなるわけだが、なぜ彼らはそんなことをするのかといえば、自分にとって理想の身体にするには人体改造が必要なのであると考えるからである。「なぜあなたは改造するのですか?」という質問に彼らは「なぜあなたは改造しないのですか?」と逆に質問してくるのである。

ロボット化するというのも彼らの喜びの一つである。徹底的にロボットになりたいようなのである。皮膚の下に時計を埋め込み、時間を見るときにはランプをつけて浮き出た数字を自分の皮膚越しに見るなんてどうってことないのである。

なんとかレンジャーなどという戦士は変身して機械(ロボット)に変る。あれって、われわれの深層意識の中でうごめいているロボット化に対する憧れなのかもしれない。

スマホが肉体に埋め込まれる日もそう遠くはないだろう。

理想の身体ってなんなのよって話だけど、理想は人それぞれなわけだから、とんでもない「理想」をもった人はとんでもない身体になるはずである。

片手がない人を見ると、羨ましくてしょうがないという人の話はすごい。両手があるのはかっこよくない。片手だけの身体が理想形である。で、彼は、自分の片腕を丸のこで切断してしまうのである。もちろん事故に見せかけて決行した。その後彼は大満足で人生を送っていくのである。

理想を追い求めるとなんか大変なことになっていくような気がする。美容整形なんかもやりすぎるとやばいのではないだろうか。

話がどんどんあらぬ方向に来てしまったが、わたしは2週間後のセンサー取り外しを目指しながら生きていこうと思う。

曙橋駅前のいきなりステーキでお弁当を売っていたので、牛タン弁当を買って銀座へ。

作品を少し進める。

彫ったところに絵の具を塗っていく作業。

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色作りに時間がかかる。白を入れて、パステル調にしていくのだが、途中で必ず黒を少量加える。こうすると微妙に色が落ち着くのである。

色塗りは簡単なようだが、思ったように絵の具が溝に入っていかないので、時間がかかる。

なにも考えないで、ただただ作業を進める。作品を作っているという気持ちがなくなる。なんかお土産屋さんで売っている民芸品を仕上げているような気持ちになる。民芸品の持っている丁寧実直さを目指そう。

Photo_20200513143801

 

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