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2018年11月10日 (土)

藤本氏の立候補

11月9日(金)

バンクシーについて書こうと思って、ブログを書き始めたのだが、途中でやめた。具合悪いのが残ってて続かない。バンクシーについて書き始めたら、バンクシーってつまらないということもわかってきた。

アナトール・フランスの言葉も用意していたのだが、バンクシーの作品は底が浅くて、フランスの言葉を引くまでもないのだった。

どんな言葉を用意していたのかというと、これである。

「…芸術によって芸術をやっつけ、才気によって才気をやっつけることは、その意に反して、才気と芸術とに奉仕することにしかならない、ということに彼は気づかなかったのだ。」

草間弥生についても書こうと思っていた。中国でやられている偽展覧会について。草間の贋作を作るのって、案外難しいかも、とか、贋物と並べると草間の本物は、本物感があるじゃん!とかどうでもいいことを書こうとしていたが、だるくて、これもやめた。

そのままぼうっとしていたら、夕方になって、笠間の藤本均定成氏が現れる。ちょっと、報告があるという。

「たいしたことではないんだけどさ、今度、市議会議員選挙に出ようと思って…」

「!!」

笠間市議会の選挙に立候補するのだそうだ。わお!とうとうそう来たか。

いつかはそうなるだろうと思っていたが、ようやく決心したわけね。

藤本さんは、笠間市では知名度もあるし、いろいろなところで市に貢献もしているので、当選するのではないだろうか。投票日は12月9日だそうである。

応援に行かなくてもいいかな。

昔、笠間でArt Cocktail 展をやっていたころ、みんなで、藤本さんに、議員になればいいのに、とそそのかしていたのだが、本当にそうなるとは思っていなかった。選挙のときは、みんなに一人一枚ずつポスターを描いてもらって、それを作品として掲示すると、酒を飲みながら話していたのだが、この間、選挙と立候補についての説明会があったときに、藤本さんは、このポスターのアイデアについて質問したら、その場で即却下されたそうである。まあ、そりゃそうだろう。

そんな話で盛り上がっているところに一色映理子が登場。来年の個展の打ち合わせに来たのだ。一色は、現在の作品の進捗状況についてどんどんしゃべり出して、止まらなくなる。藤本さんも圧倒されて黙ってしまった。一色さんて、こんなにおしゃべりだっけ?いつもは控えめで静かなイメージがあるのだが、今日はなんかハイである。

案内状に使う作品がまだ出来ていない。本当は9月締め切りだったのだが、10月いっぱいね、と延長して、さらに11月中旬に延ばしたりしたのだが、もう少し変えたいという。日曜日が空いているので、日曜日に仕上げますというので、いいよ、と答える。案内状は、わたしが考えたアイデアと下書きを見せたら、私が考えていたのと同じです、というので、それで即決。

一色は、そのあとまたいろんな話をしてから帰る。

一色は6年ぶりの個展。彼女の転機になる作品が並ぶはずである。この展覧会は、Stepsの転機にもなるかもしれない。

教文館で本を買う。

中野重治 『梨の花』(岩波文庫)

Photo

レジに本を持っていくと、わりと年配の店員さんが、本を見て

「ああ… これは傑作ですよね」

という。

わたしは、彼の目を見ながらうなづく。

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