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2018年10月22日 (月)

浦和の串田治展

10月21日(日)

浦和まで串田治レクイエム展を見に行った。

ちょっくら浦和まで行ってくらあ、というノリで出かけたが、浦和は千葉から行くと「ちょっくら」ではなかった。片道2時間以上かかった。

レクイエム展は今日が最終日である。

浦和駅から10分くらい歩いてギャラリー彩光舎に到着。初めて来たが、ほう、ここで串田治は教えていたのか、と眺める。彩光舎は額縁店とギャラリーと美術予備校の3つが合わさったところらしい。

ギャラリーは広い。

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懐かしい作品が並べられてあった。1980年代に、真木画廊の山岸信郎氏が「節足動物のような」と形容した板に彩色し、立体的な作品に仕上げたものである。

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串田夫人と話をする。

残った作品をなるべく少なくしたいと言うが、売るのはなかなか難しいが、やれることはやりましょうと答える。

今回の追悼展に続いて、来年の6月には青山のトキ・アートスペースで追悼展vol.2を開催することになっている。そして、vol.3をStepsで9月に開催する予定である。

板に着彩した作品は、下地を作らないで、直接描いているので、アクリル絵具の鮮やかな色がとんでしまっていたが、わたしはこの方が色が落ち着いていていい感じがした。色が褪せていくのも悪くはない。

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今回の追悼展を企画したのは、近藤昌美氏をはじめとした、串田さんに昔、彩光舎で教えてもらっていた教え子たちである。40ページの立派なカタログも作ってくれたようだ。テキストは千葉成夫である。千葉と串田は卓球友だちだった。

プロフィールの展覧会歴を見ていたら懐かしくなった。ちょっと思い出に浸るのを許していただこう。

1986年に「未在」(真木、田村画廊)とある。これはわたしが企画したグループ展である。

この時の参加者は誰だったかな。高橋睦治、藤本均定成、中村ミナト、越川修身、串田治、吉岡、たぶんこの6人。

喫茶室ルノアールで何回も話し合いをした覚えがある。串田さんは、スチレンボードを使って、会場の模型まで作ってきた。

「未在」は1989年にもう一回やっている。世田谷美術館の区民ギャラリーを借りて開催した。この時の参加者は7人で、北川聡、串田治、越川修身、新里陽一、高橋睦治、藤本均定成、吉岡。

このあと、自然に連絡が間遠になり、いつからか連絡先も分からなくなり、10年以上会うことがなかった。

どういうきっかけでまた串田氏に会うことになったのだろう。なぜか思い出せないのだが、わたしがステップスギャラリーを始めようとしていたときにひょっこり遭遇したはずである。そして、串田治の個展を4回やった。最後の個展はStepsだった。

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小品がとてもセンスが良く感じられた。

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学生時代の自画像とかも飾られてあった。高校生のときのものもあった。

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晩年は平面作品を集中して作っていたので、昔の作品を知らない人は、ぜひ一度立体作品も見てほしいと思う。

喫茶店があったら、休んでいこうと思いながら、浦和駅まで歩いたが、見あたらかったので、駅の改札口を入り、立ち食い蕎麦でたぬき蕎麦を食べ、ベックスコーヒーでコーヒーを飲みながら、串田治カタログを広げる。

こういうカタログは生前に作っておけばよかったね。

最近、作品集を作る人が増えてきた。特に70歳を過ぎると、みんな作り出すのである。自分の「まとめ」をしている感じである。わたしももう少ししたら作らなくてはならなくなるかも知れない。

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左から、串田治、稲憲一郎、新里陽一のカタログ。

☆展覧会

「稲 憲一郎 展」  

10/22(月)-11/4(日)

26(金)・30(火)・11/2(金)休廊

t&nky studio(あとりえ・ほあいえ) (練馬区上石神井3-6-30)

「達 和子 展」

10/25(木)-11/4(日) 10/30(火)、31(水)休廊

ギャラリー テムズ(小金井市前原町3-20-2)

「関水 英司 展」

10/26(金)-31(水)

Galerie 412(渋谷区神宮前4-12-10表参道ヒルズ同潤館3F302)

「西山 真実 展」

10/27(土)-11/11(日) 水曜休廊

なるせ美術座(町田市成瀬4-7-4公園上)

河盛好蔵の「藤村のパリ」もまもなく読み終わりそうなので

島崎藤村 『新生』 前編・後編(岩波文庫)を買っておく。

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なんだか少しずつ寒くなってきていているので、身体を冷やさないようにしなくちゃ、と厚着するようにしている。







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