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2018年3月13日 (火)

日影 眩の東京

3月10日(土)

ドラガン・バーボヴィッチ展の搬出。

とりあえず作品を箱に入れただけで終わる。疲れたので、壁の釘は刺さったままにしておいて、あとは明日やればいいやと作業中止。

日影さんが作品を持って現れる。きょうで3回目。全部手持ちで運ぶ。しかもバスで自宅から来るのである。日影さんは豊洲に住んでいて、家の前のバス停から20分で銀座バス停に着くのである。ベニヤ板より少し小さいくらいの60号もバスで運んだ。大丈夫だったの?よく運転手さんが許してくれたものである。このへんがニューヨークっぽいな。

合計3回も運んだ作品はけっこうな枚数になったが、本人は「少なかったかな」などと言っている。いやいやいや、多いから。

作品の値段を決めて今日は終わりにした。わたしは相変わらず肩が痛いのである。

3月11日(日)

昼に銀座に到着。搬入を一人で始める。

作品の位置をだいたい決めて並べてみる。バーボヴィッチの釘をそのままにしておいたのに掛けてみたら、あらま、ちょうどいい高さじゃん!これはこのまま使うことにしよう。

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事務所もいっぱいになった。

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作品を掛け終わってからキャプションを作る。

夕方から稲毛でマッサージ。マッサージをしてもらうと、肩がだいぶ楽になる。

3月12日(月)

昼に新宿の眼科で、S先生に診察してもらう。

銀座に向う。今日はキャプションの取り付けと照明をやらなければならない。

ギャラリーのビルの階段を昇っていると「吉岡さん」と声をかけてくる人がいる。あら、リョウ君。纐纈令君である。今日は休みであることを知らないで来てしまったとのこと。

ちょうどよかった。コーヒー飲んでいきなよ。わたしはまた別の意味でよかったのである。リョウ君に照明をやってもらおう。わたしは肩が痛くて、腕を上に上げると痛みがひどくなるので、照明が憂鬱だったのだ。リョウ君に好きなだけコーヒーを飲ませて照明をやってもらおうっと。わたしの肩の痛みは、ショーペンハウアーの言葉を借りるとこういう具合なのである。

「…全身が健康息災だがどこか一つ負傷したか、あるいは何かの理由で痛い小さな箇所があるという場合、全身の健康は格別意識されずに、注意が絶えず損傷した箇所の痛みに向けられ、全生命感の快味が失われる。」(『幸福について』)

リョウ君に照明をやってもらっているあいだ、わたしはキャプションをつける。

めでたしめでたし、搬入終了。

倉重光則、勝又豊子ご両人が登場。東京に来れそうなのは今日だけだということだったので、じゃあ、搬入終わったころに来れば?と言っておいたのだ。

倉重はバルコニーに煙草を喫いに行った。

勝又さんは

「2万円払わないのよ」

という。例の禁煙の件はまだ終わってなかったのだな。

「御破算になっちゃったのよ。あれはなかったことにしてくれとか言うの」

でしょうね。

帰りに教文館で本を一冊購入。

後藤明生『挟み撃ち』(講談社文芸文庫)

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3月13日(火)

さて、日影眩の新作「東京」であるが、わたしはかなり驚いた。ものすごく簡単に言うと、へえ、東京っていいじゃん!という印象である。

「友だち」 キャンバスに油彩・アクリルガッシュ 45.5×53cm 2017 ¥180,000

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東京はけっこう生きいきしているのかも知れない。

日影は、撮影していて、東京は女の子の二人組みがやたらに多いということに気づいたらしい。レズビアンというわけではないのに、とても仲のよい女の子二人組みが多いというのだ。

「浴衣の2人」 キャンバスに油彩・アクリルガッシュ 65.0×80.1cm 2016 ¥300,000

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描いている日影さんもなんだか生きいきしているね。

「歌広場」 キャンバスに油彩・アクリル 65.0×80.1cm 2017 ¥300,000

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昔の懐かしいローアングルシリーズも今回は新作で出しています。

「ゆりかもめ」 キャンバスに油彩」 80.3×60.6cm 2018 ¥300,000 

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このシリーズはなんかほのぼのして癒されるのである。

「スーサイド スクアット」 50.7×45.7cm 2017 ¥250,000

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「スクールガール」 キャンバスに油彩・アクリル 27.3×22.0cm 2017 ¥60,000

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「ららぽーとの少女」 キャンバスに油彩・アクリル 27.3×22.0cm 2017 ¥60,000

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なんか、ニューヨークよりも東京の方がいい感じだなあ。


 











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