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2018年3月 9日 (金)

日影 眩 展 テクスト2

ステートメント

私たちは自分が生きた時代の私たち自身の似姿を必要としているかも知れない。埴輪や土偶がその時代を表すように。私の絵は、自分の心にかなう新しい表現を求めるのが第一義であるが、人間が利益を得るために自身の生存を脅かす時代の、写真とコンピュータのオートマチズムによって生み出される、図像によるシュミレーションであると言えるかもしれない。

その予測を超えて断片となった図像を、私は自分の手によって最終的に絵画にする。進化するアーティフィシャル・インテリジェンス(人工知能)が、サイバースペース(仮想空間)の中で損なわれてゆく身体とアイデンティティを癒し回復させることはないと、知性あるものは予知するだろう。

ただ人の手のみが、その回復を可能にすると私は信じている。ただ手技の過剰はこのすべてのものが溢れている時代にあって、オーバードース(over dose 過量投与)になると感じているので、私はますます断片化した図像を選んで描いているのである。

2018年2月12日
日影 眩

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