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2018年1月 5日 (金)

「私をスキーに連れてって」を山形弁で

「連れて行く」が少しなまると「連れでぐ」になる。

さらに東北弁っぽくなると「つぇでぐ」となる。

そしてこれに山形弁を「強」にしてスイッチを入れると「しぇでぐ」となるのである。

「しぇでぐ」は山形弁で「連れて行く」の意である。

2018年 明けましておめでとうございます!

今年もいいことがいっぱいあるといいですねえ…

年末年始に2泊だけ山形に帰りました。実家に一人暮らししている母親はもちろん山形弁で話すのですが、久しぶりに会うと、ああ、こんな山形弁があったなあ、と懐かしく思い、自分が忘れかけている山形弁がたくさんあるのを知ることになる。

Photo

JRの駅のポスターが気になっていて、この少女は誰だろう…とぼんやり見ていたら、あ、これって原田知世じゃん!と気がついたのでしたが、原田知世の若いときはこんな感じだったのだなあとしみじみしたのでした。

「私をスキーに連れてって」を山形弁にすると

「わだしばスギーさしぇでってけろ」

となるなあ、なんてしょうもないことをぼうっと考えているのでした。

ついでにもう一つだけ山形弁を。

それは「歩ぐ」という言葉です。これが「あるぐ」とは読みません。「あらぐ」と読むのです。意味は「歩く」と同じなのですが、ちょっと変った使い方もします。

遅くまで帰って来ない息子を母親が叱ります。

「どごばあらってきたんだ?」

これは直訳すると

「あなたはどこを歩いてきたのですか?」

であるが、意味は

「おまえは、どこをほっつき歩いて遊んできたの?」

と、息子を非難しているのです。「あらぐ」はそんな微妙なニュアンスを持っているのです。

Photo_2

さらにこんな使い方もします。

「この道はバスはあらがねんだ」

「この道をバスは歩かない」

と言っているのですが、バスは走るのであって歩いたりはしません。この場合、「あらぐ」とは「歩く」ではなく、「通っている」という意味に変化するのです。つまり、この道はバス通りではないということを表わしている言葉なのです。

「こごはタクシーもあらがねまな」(ここはタクシーもめったに通らない道である)

なんて言うこともあります。

標準語が全く違う意味になるのはとても面白いし、不思議なことです。

西脇順三郎は『野原をゆく』の中で、ジャン・コクトーのこんな言葉を紹介しています。

「…詩は普通の言語を特別に使用する方法でなく、詩は全く別な言語であると言っている。」

山形弁も詩に近いのかもしれません。

今日は1月5日。本当は倉重光則の搬入のはずなのですが、1日ずれて、搬入は明日から3日間ということになりました。

搬入といっても、わたしは特に手伝うということもしなくていいようなので、作業は倉重にまかせて、新年の銀座をぶらぶら「あらぐ」がなあ…と思っているのです。

作品もぼちぼち作っています。

これは、1回目の着彩が終わったところ。

Photo_3


正方形が並んでいるのを3色、あるいは5色に塗り分けたところです。正方形の真ん中にある白い部分は、あとで別の色で3色か5色に塗り分けていくことになります。

正方形の中の白い形は、縦、横、右斜め、左斜めの4種類あります。

このままではよくわからないと思いますが、正方形の色と、正方形の中の形の色と方向が、全く同じものが現われるのは、3×4×5進んだところになるのです。60です。つまり、3と4と5の最小公倍数なのですが、まだこの状態だとわかりにくいと思いますが、まあ、こんな感じで進んでいると思っていただければいいのです。もう少し進んだら、より明瞭になるはずです。

☆展覧会

「スペインの パフォーマンス以前の前衛 写真展 (1900-1950)」

1/21(日)-31(水) 月曜休

火~土 13:00-20:00

日 13:00-18:00

アトリエ第Q芸術(世田谷区成城2-36-18/小田急線 成城学園前駅 徒歩3分、オダクル成城学園前 第1駐輪場隣)

・関連イベント「霜田誠二/ニパフ行為芸術学習塾その1~6」

その1 1月21日(日)16:00-18:00(音響詩について)

その2 1月26日(金)18:00-20:00(行為詩について)

その3 1月27日(土)13:00-15:00(行為詩実践的作り方)

その4 1月27日(土)18:00-20:00(行為詩実践的作り方)

その5 1月28日(日)13:00-15:00(行為詩実践的作り方)

その6 1月28日(日)16:00-18:00(行為詩実践的作り方)

受講料/1回1,500円(学生1,200円) +珈琲または紅茶500円

映像・講義・実習という内容です。

問合せ・申込み

nipaf@avis.ne.jp

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