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2017年12月20日 (水)

I am steps

朝、ギャラリーの前の道路で、クロネコの配達のお兄さんに

「あ、ステップスさん…」

と声をかけられた。

そう、わたしはステップスさんなのである。Yes,I am Steps Gallery なのさ。

「今日、集金に伺ってもいいですか?」

とのことだったので、お待ちしています、と答えた。

配達のお兄さんは、わたしの顔を覚えていて、ステップスさんだ!と思い出したのだろうね。

クロネコの宅急便やDM便は、毎月月末に前月分をまとめて請求される。いつもは30日か31日に集金に来てくれるのだが、12月は、年末ぎりぎりまではどこも営業していないので、早めに集金をするのである。

今年もあと10日余りになってしまったなあ。

今朝、稲毛駅前のサンジェルマンにコーヒーを飲みに入ったら、いつもの「よぼ爺」がいた。新聞を読んでいた。ほう、今度は新聞か。以前は文庫本を読んでいた時期があり、お婆さんたちとのおしゃべりの時代があり(最近婆さんたちの姿を見なくなった)、漢字の熟語を練習している時期を通って、水彩画に達していたのだが、今度は新聞らしい。どこから集めてきたのか、いろんな新聞が数種類ある。一誌をテーブルの上で拡げて読んでいて、他の新聞は、床に置いてある。床といっても、そこはお客さんが通る通路なわけで、コーヒーを持ってテーブルに着こうとしている人のじゃまになっている。わたしは、思い切り踏んづけてやろうかと思ったが、なんとか自制してテーブルに着いた。そうしたら、わたしの後から入ってきた紳士然としたおじさんが、その新聞を拾って、よぼ爺に、落ちてますよと言って通路の新聞を手渡していた。よぼ爺は、あ、ありがとうございますとか言っていたが、落としたのではなく、そこに「置いた」のである。もう、絶対に置いたのである。わたしは、その紳士にえらい!と喝采を送り、よぼ爺に、ざまあ見ろ!と罵声を浴びせてやった(もちろん心の中で)。

年末のギャラリーはいろいろとやることが多くて、意外に忙しい。今は、新年に発送する案内状の封入をしているところである。それから、来年の展覧会のDMを考えたり、外看板用のデザインをしたりしていると、あっという間に時間が経ってしまうのである。時間があったら、お客さんが途絶えたときに作品も作ろうと思っているが、なかなか思うようには行かない。今、作品はこんなふうである。

Photo

白い点々はシールである。このあと、正方形の部分に色を塗っていき、塗り終わったらシールを剥がして、剥がした部分にまた別の色を塗っていくのである。色は2度塗りするので、けっこう手間がかかりそうである。そして、最後にまた彫刻刀で線を入れていくのである。来年のゴールデンウィークまでには終わらせたいものである。

年末に山形に帰る予定であるが、新幹線の中で読む本をどうしようかと思っている。今読んでいるベンヤミンは面白いので、読み終わってしまいそうである。本当ならアイン・ランドの『水源』を持って行きたいのだが、重すぎて無理である。この本は聖書より重い。手に持って読んだりしたら、腱鞘炎になること必至である。

で、とりあえず、カズオ・イシグロ『日の名残り』(ハヤカワ文庫)を買ってみた。

Photo_2

カズオ・イシグロは『わたしを離さないで』しか読んだことがなかったので、少しずつ読んでみようかと思う。

『わたしを離さないで』を読んだとき、わたしは、今度日本人がノーベル文学賞を獲るとしたら、カズオ・イシグロだなあと思って、ブログにも書いた記憶がある。この人の文章は読みやすい。

実を言うと、わたしはカズオ・イシグロを敬遠していた。なぜかというと、ハヤカワの本の装丁が気に入らなかったかったからだ。なんか素人っぽいデザインなので、買いたくなかったのだ(『わたしを離さないで』の装丁は良い)。でも、我慢して買うことにしよう。

今週は23日にカンさんの展示が終わったあと、ギャラリーの忘年会、24日は浜田浄の展覧会を見に行き、25日は新宿の眼科の診察。27日に女子医大の糖尿病センターの診察で今年の主な予定は終わるのである。

来年は、1月5日~7日、3日間かけて、倉重光則の搬入作業がある。展覧会は1月9日(火)からである。

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