« 金澤麻由子のパグ | トップページ | 槙野央展 »

2017年9月 7日 (木)

銀座シリーズ

来週は槙野央展ですが、月曜日ではなく水曜からのスタートになりますので、ご注意ください。

槙野央展

9月13日(水)-23日(土) 日曜休廊

12:00-19:00(土曜は17:00まで)

今回は「銀座シリーズ」という6点と旧作12点の計18点の展示になります。

Dm

銀座シリーズの作品のタイトルだけご紹介しましょう。

①背景のアマンド

②銀座千疋屋の袋

③ブーランジェリー木村家

④三越の包装紙

⑤松屋 銀座にて

⑥アンテナショップ

どう?

面白そうでしょ。

お楽しみに!

ドイツのウテさんからメールで、展覧会のカタログのゲラが送られてきた。「小さい」カタログを作るということだったが、まあ、小さいといえば小さいが、50ページ以上のテキスト満載の立派なものである。

Photo

今、印刷中とのこと。送られてきたらギャラリーに置いておきますので、見てくださいね。

ドクメンタのカタログもありますので、これも見てください。

Photo_2

今、わたしはゾラの『居酒屋』を読んでいる。もうすぐ読み終わりそうなのであるが、読むのがとても苦しい。

主人公のジェルヴェーヌという女の一生なのだが、読み進めば進むほど苦しくなる。

あまりにも悲惨で目を覆いたくなるようなことばかりが起るのである。

ゴッホはゾラを愛読していたというので、がんばって読んでいる。話は面白いといえば、かなり面白いし、うまいといえばかなりうまい書き手なのであるが、貧乏のどん底、裏切り、放蕩、暴力、幼児虐待、アル中…が続くのでどきどきはらはらの連続でくたびれてしまうのである。

ゴッホはどんな気持ちでゾラを読んでいたのだろう。

主人公はジェルヴェーヌなのだが、作者は主人公に肩入れするわけでも同情を見せるわけでもなく、他の登場人物と同じように、淡々と描写して行くのである。

突き放して書いているので、ゾラは主人公に思い入れがないようにさえ思えるのだが、客観的に淡々と書いていくところがゾラの愛なのかも知れない。

人物描写が卓越で、特徴ある貧しい人たちが生きいきと描かれていて、どんどん読んでしまうのだ。

ジェルヴェーヌの娘のナナは成長して、「あばずれ」と化していくのであるが、その美貌ゆえに、さらにたいへんな人生をおくることになるのである。

『居酒屋』を読んだ人は、『ナナ』を読まずにはいられないはずである。

ゾラが描いているのは、「生活」である。生活が、われわれの人生そのものであるなら、人生とはいったい何なのであろうか。

それを描写していくことにはどんな意味があるのだろうか。いろいろなことを考えさせられる作品である。

☆展覧会案内

「清水晃 展」

9/13(水)-23(土) 日曜休廊

ギャラリー Kanon(銀座1-9-8 奥野ビル613)

「堀 タイチ 展」

9/16(土)-10/1(日) 水曜休

MERRY ART GALLERY 本館(横浜市中区諏訪町」16-1F)

「千崎千恵夫 展」

前期 9/21(木)-10/8(日) 立体

後期 10/12(木)-22(日)  写真

gallery 21yo‐j(世田谷区等々力6-24-11)

「線 幸子 展」

9/23(土)-10/17(火) 水曜休廊

1010美術(横浜市中区山下町214TAOビル3F)

|

« 金澤麻由子のパグ | トップページ | 槙野央展 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/576487/65761809

この記事へのトラックバック一覧です: 銀座シリーズ:

« 金澤麻由子のパグ | トップページ | 槙野央展 »