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2017年8月28日 (月)

纐纈令はもの派なのか

今日から纐纈 令(コウケツ リョウ)展。

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土曜日に搬入をやり、終わってから中華「ヤンヤン」でビールを飲みながら令くんとだらだらおしゃべりをする。彼はITの会社に就職したばかりで、休みも取れないので、今回の個展には土曜日しか在廊できない。

若手作家はやっぱりどんどん消えていくねえ…という話をする。纐纈君のようにいつも疲れていてやる気ががなかなかでないでだらだらしている人は、意外と長続きするのである。

「だって俺ほかにやることないし…」

こんなやつがいつか飛躍する。

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餃子を食べて、空芯菜をつまみながら、彼は突然

「吉岡さんて、もの派ですよね?」

と鋭いことを言う。

「え?そう思う?」

「わかりますよ。テープだってモノだし、バーの作品も、あれ、モノですよね?」

そこまでわかっているやつはなかなかいない。驚いた。

「ぼくももの派ですよ」

と、さらに驚くことをつぶやいた。

「え、そうなの?あのコンセントはそうなんだ」

「コンセントと壁紙というモノですよ」

その後、大盛りの五目冷やしそばをふたりでやっつけながら、アルテポーヴェラについてとか、いろんなことを話して夜が更けていったのだった。

「コンセント④」 木・コンセント・紙・アクリル 18×14cm 2017 ¥18,000

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「flower③」 2017 ¥12,000

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「コンセント⑧」 2017 ¥15,000

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「HERO」 2016 ¥10,000

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「METAL②」 2017 ¥20,000

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もの派としてのコンセントは、そういわれてみると、味わい深い。

☆展覧会

「浜田 浄 展」

9/4(月)-16(土)

ギャラリー 川船(京橋3-3-4 フジビルB1F)

「達 和子 展」 

9/4(月)-14(木)

ギャルリー志門(銀座6-13-7新保ビル3F)

「寛容な線たち」

宇野和幸・倉掛春菜・清水紗希・友寄万梨奈

9/15(金)-27(水)

ギャラリー睦(千葉市中央区弁天3-8-11)

☆本

『吾輩は猫である』のあとはこの3冊を買ってみた。

ゾラ 『居酒屋』(新潮文庫)

アナトール・フランス 『シルヴェストル・ボナールの罪』(岩波文庫)

宇野浩二 『苦の世界』(岩波文庫)

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『吾輩は猫である』の猫は最後は甕のなかに落ちて、溺れて死んでしまうんだよね…

漱石の凄さを感じてしまった。

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