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2017年7月20日 (木)

カラード バー

7月19日(水)

今日からわたしの個展がようやくスタート。

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日曜日に纐纈令君に手伝ってもらい、4時間かけて展示。バーをクロスさせた作品と、1本だけの作品と、2種類ある。

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事務所はこんな感じで、全部で38点になった。

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説明というか、なんでこういう作品を作ったのかについては、わたしが自分で書いた文章を配ったので、それを見てください。

でもね、カラード バーというタイトルそのまんまで、棒に色を塗っただけなのである。単純なのである。テーマはなに?と訊かれたら、「色です」と答えるだけなのである。あまり暗い色は使わなかった。「可愛い」と言われたいがためである。購入した人が、壁に飾って毎日眺めていられるような作品にしたかった。

掃除のおばさんに声をかけて、わたしの作品見てくださいよといって、ギャラリーに入ってもらった。「あらあ、いい色合いねえ!」と喜んでくれた。

「いい色合い」っていい言葉だね。

こういう反応がいいなあ。

夕方は何人か集まってくれて、事務所で飲み会。

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「colored bar 100」 木にアクリル 4×4×40cm ¥38,000

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「colored bar 096」 木にアクリル 4×4×40cm ¥38,000

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「colored bar 061」 木にアクリル 4×4×50cm ¥28,000

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「colored bar 073」 木にアクリル 4×4×50cm ¥28,000

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「colored bar 093」 木にアクリル 4×4×30cm ¥15,000

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今読んでいる田中英光の本が読み終わり、芥川竜之介も読み終わりそうなので、また2冊買った。

志賀直哉『志賀直哉随筆集』(岩波文庫)

芥川竜之介『年末の一日・浅草公園』(岩波文庫)

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ドイツに行く前に『吾輩は猫である』を開くわけには行かないのである。

『朱儒の言葉』のなかに、面白い箇所がたくさんあったので、美術に関係するところだけちょっと紹介する。

大きな絵は描かなくていいと言っていたのは岸田劉生だが、同じ事を芥川も言っていて痛快である。

「大作を傑作と混同するものは確かに鑑賞上の物質主義である。大作は手間賃の問題に過ぎない。わたしはミケル・アンジェロの「最後の審判」の壁画よりも遥かに六十何歳かのレムブラントの自画像を愛している。」

芸術家についても毒を吐く。或資本家の論理という短文である。

「芸術家の芸術を売るのも、わたしの蟹の缶詰めを売るのも、格別変りのあるはずはない。しかし芸術家は芸術と言えば、天下の宝のように思っている。ああいう芸術家の顰(ヒソ)みに倣えば、わたしもまた一缶六十銭の蟹の缶詰めを自慢しなければならぬ。不肖行年(コウネン)六十一、まだ一度も芸術家のように莫迦々々しい己惚れを起したことはない。」

日本人は芸術を理解しない国民であることは森鷗外が言っていたが、芥川も同じように思っていたようである。

「諸君は芸術の国民を毒することを恐れている。しかしまず安心し給え。少くとも諸君を毒することは絶対に芸術には不可能である。二千年来芸術の魅力を理解せぬ諸君を毒することは。」
















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