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2017年7月11日 (火)

持ち物チェック

連日32℃を越える気温が続くと、さすがにお客さんは減る。バルコニーから下を見ると、歩いている人もまばらである。

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この道路を歩いている人の数を見ることで、わたしは、今日何人のお客さんが来るのか、見当がつくようになってきている。

暇だね…

向かいにオープンしたばかりの、イッセーミヤケのお店もあまり人が入っていない。

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気温がせめて30℃止まりだと、ぜんぜん違うんだけどなあ。

わたしは来月ドイツに行くために、そろそろ荷物を作らなければならない。暇なので、持ち物を書き出してチェックしようかな…と思っているところである。

荷物でまず一番最初に書き出すものは、パンツである。パンツは大事である。たくさん持っていかなくてはならない。

昨日、作家の永野のり子が来て、川辺美咲の「ノスタルジック ヘンタイ」を見ながら

「なんだっけあれ…あの、大切なときに、ほら、いざというときに穿くの、なんていうんだっけ?」

「勝負パンツ?」

「そうそう!これって勝負パンティーだよね。普段穿くやつじゃないよね。あたしは穿いたことないけどさ」

ドイツにも勝負パンツは持っていかないつもりである。

とにかく、パンツが大事。次にティーシャツ。まあ衣類だね。

あとわたしが忘れてならないのはですね、じつは、耳かき、軽石、ひげを切るはさみ、などという日常生活で使う細々としたものが一番大切だったりするのである。

なんでこんなに沢山のものを持っていかなくてはならないのか、悲しくなる。

今日は、ギャラリーを閉めたら、教文館に寄って、ドイツにもって行く文庫本を選ぼうと思う。何をもっていくのか決めるのは、とても大切で、楽しみでもあるのである。

府中のギャラリードードーの荒瀬さんが来る。ドードーはカフェギャラリーである。ギャラリーをやっている人と話をすると、かならず愚痴の撒き散らしになる。今日はプロ意識の低い作家の悪口になる。

「これは非売品、とかいう作家は困るよねえ」

「そうそう、ギャラリーはお店なんだからさ、非売品はないの。八百屋で、この胡瓜は非売品ですって言ってるようなものだよ。そういうアマチュアが多い」

これは非売です、っていう作品はだいたいたいしたことがない。売りたくない作品は最初から持ってこないでね。

「うちはカフェだからさ、コーヒーを淹れて出すお店なんだけどさ、カフェに来て椅子にも座らないで、何も注文しない客も居るんだよ。座れって言っても座らないの。この間なんか、帰れ!って言っちゃった。そしたら、ごめんごめんとか言ってたけど、許さなかった」

「いいねえ、それ」

作家は、ギャラリーがどういうところなのか、ちゃんと考えたほうがいいと思う。(作品が)売れなくてもいいとかいうやつも居るが、それこそ帰れ!である。作品は売れてなんぼなのである。ギャラリーは売り上げで経営が成り立っているのである。売れなくてもいいというのは、ギャラリーが儲からなくてもいいと言っているのと同じことなである。失礼である。結果として全然売れなかった、というのは仕方がないのである。売ろうとして売れないのは運が悪かったのである。しかし、端から売るつもりのない作家はやはりプロ意識が欠如しているのである。作品を見てもらいたいというだけなら、美術館で個展をやればいい。そんなに素晴らしい作品なら、美術館がほっておかないんじゃないの?

ギャラリーはさ、朝、ギャラリーに来て、さて、今日もがんばろうかなと気合を入れるわけなんだけど、がんばろうかな、と思う気力は、作品を売るぞ!という気持ちから生れてくるのである。ギャラリーで作品が売れると、その作品や作家が認められたような気持ちになるが、同時にギャラリーも認められたような気になり、とてもとても嬉しいものなのである。

暑いからじゃんじゃん書いちゃったけど、この辺にしておこう。

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コメント

偶然 見付けました。御活躍の様子 嬉しく拝見しました。ドイツは寒いので、冬の洋服持って行ってね〜(o^・^o)

投稿: 高校時代 中央の美術部でした | 2017年7月22日 (土) 04時47分

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