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2017年6月15日 (木)

さよならマスキング

6月12日(月)

わたしの作品、カラード バー シリーズが終わりに近づいてきた。

棒に縞模様をつけているだけの作品で、1本につき7色の色分けを試みていたのだが、最後の7色目のためのマスキングテープ貼りが終了したので、あとは最後の1色を塗るだけなのである。テープを貼るのは辛かった。ここまで1年近くかかったのである。

Photo

最初の一色目はテープを使わないので、2色目から7色目までの6色のマスキングをやったわけなのであるが、ちょっと計算してみた。1つのラインを塗るためにはラインの両側にテーピングするので2つ。バー1本につき同じ色のラインが7本くらいある。それが6色分なので×6。そして棒は60本あるので2×7×6×60=5040。

おお、わたしは5000回もマスキング作業をしたことになる。すっごく面倒だった。これでマスキングをすることはしばらくないと考えると、自然に笑みが浮かぶ。

常々、わたしは作家に、作品は個展の1ヶ月前には終わるようにと言っているのだが、これではわたしも終わりそうにない。でも2週間前には終わるはずである。

朝日新聞の東京マリオンから電話。わたしの個展の記事を載せてくれるらしいのだが、個展の会期が始まってからの掲載になってしまうけどそれでかまわないか。それと、高校野球の最中なので、そちらの記事が増えてしまったらひょっとして載らなくなることがないとはいえないが…ということだった。わたしは構いませんよと答えておいた。担当の人はとても丁寧だった。7月26日の東京マリオンに載るとのこと。覚えておかなくちゃ。

有楽町のビックカメラに買い物に行って、帰りに銀座に向かって歩いていたら、鍵屋さんがあって、「靴磨き」という看板もでていたので、入って値段を訊いてみると、磨くだけなら500円で、色もつけると1000円とのこと。おお、こんどやってもらおう。わたしの靴はつま先の色が剥げてしまって、みすぼらしい姿になっていたので、どこかに靴磨き屋さんないかなあ…と思っていたのである。

6月13日(火) 雨

雨だったので、靴磨きには行かず。また今度にしよう。

マスキングの終わったバーを点検。きちんと貼られているか点検しながら、テープを上から押して、密着させていく。これを怠ると絵具が浸入してくるので、大切な作業なのである。この点検だけで1時間かかった。さらに60本のバーを塗る色ごとにグループ分けする。これもけっこう面倒で、さらに1時間かかる。

6月14日(水)

今日は病院の日。

新宿の眼科に行って、目薬をもらう。7階にある眼科を出てエレベーターに乗る。途中の階で止まって、大勢のおばさんたちが乗り込んでくる。10人以上いたが、乗り切れない人が3人ほどいた。中の一人が、「もう一人乗れるわよ!」と言って声をかけると、残った3人のうちの一人がおそるおそる足を踏み入れて、「ブーってなったらどうしよう」と怖がっている。これ以上乗れないという重さになったらブザーが鳴るわけなのだが、それは最後に乗った人の責任ではないはずだが、なぜかみんな自分のせいだと思うわけなのである。

ブザーは鳴らなかったのだが、中にいた一人のおばさんが「ブー!」とブザーの音真似をしたので、エレベーター内に笑いの渦が起こった。おばさんたちは元気である。

女子医大の眼科で診察。視力検査と視野検査。

診察は陳先生。陳先生は日本とカナダをしょっちゅう行き来しているらしい。個展の案内状をあげたら、ああ、この時期は日本に居ない…と残念がっていた。

ドクターに相談事をする。

わたしは37歳のときからベーチェット病になって、難病指定を受けて、特定疾患受給者票というのをもらっているのだが、これをもう止めようか迷っているので陳先生に相談したのだ。昔は難病の患者は診察代や薬代が無料だった。初期のころは眼注(眼に注射)や免疫抑制剤などが必要だったので、とても助かっていた。眼注の注射代と薬代だけで1ヶ月50万円とかかかっていたはずなのである。何年か後にこの診察代と薬代が0%だったのが10%負担になった。もちろん上限ももうけられたが、症状の重い人はきついのだった。みんなで署名活動とかやったがダメだった。そしてさらに近年ではこれが30%負担になった。これは普通の人といっしょである。上限は月20000円になった。

わたしは症状も軽くて薬も飲んでいないので、1ヶ月2万円を超えることはないのである。受給者票の申請手続きは毎年とても煩瑣なので、やめてしまおうと思ったのである。

陳先生は、、吉岡さんは受給者票なくても大丈夫だと思いますよ。今安定しているし、レミケードやってるわけじゃないし。レミケードというのは、ベーチェット病の新しい治療のことである。

ということで、今年からわたしは難病の受給者票をもらうことは止めるのである。

6月15日(木)

作家の加藤さんにギャラリーの留守番を頼んで、築地の美容室「上松」でヘアカット。

久しぶりに髪を切ったので、とても気分がよい。

担当の上野さんと「共謀罪」が決まってしまったねえ…としばらく話。日本はどんどん北朝鮮化していくなあ。

美容室「上松」とステップスギャラリーは悪だくみをしているらしいとか疑われたりしてね…とジョークを飛ばすが、ジョークで済んだらよい世の中になってほしいものである。

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