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2017年5月10日 (水)

銀座のボヤ騒ぎ

昨日のことであるが、夕方5時ごろ、ギャラリーのバルコニーに居た人たちがなにか言っている。

「なんか臭くない?」

「プラスチックが焼けるみたいな臭いだな」

わたしも外に出てみたら、なるほどかなり嫌な刺激臭が鼻をつきぬける。

あ、煙だ。白い靄のようなものが、バルコニーまで流れてきた。

「火事じゃない?」

消防車のサイレン。

みんなバルコニーから身を乗り出して野次馬になった。

Photo

ろくさんも、展示そっちのけで下を見下ろしていた。鰻の登亭のビルかな。そのビルの奥の方から煙が出ている。

消防車が何台かきて消火活動をしている。

Photo_2

しばらくして鎮火したようだが、規制線が引かれて、登亭はシャッターを閉めた。

ボヤで済んだようなので、ニュースにはならないだろうな。

いやあ、気をつけないといけないね。

今朝、登亭の前を通りかかったら、普通に営業していた。

ろくさんの作品を入れてきた段ボール箱をギャラリーの入り口のところに積んであるのだが、面白いものを見つけてしまった。その段ボール箱になにやらマジックで図のようなものが描いてあったのだ。

Photo_3

子どもの絵みたいだな、と思って、ろくさんに訊いてみると、それは「したんのはな」という作品の組み立て図だという。

これが本物の作品の写真。

Photo_4

昔の作品なんだけど、それを引っ張り出して展示したときに、組み立て方を指示した図とのことである。この作品はパーツに分けてバラバラにして仕舞っておいて、展示するときに組み立てるのだそうだ。その箱を使って、今回の新作を運んできたわけなのである。それにしても魅力的なドローイングではある。

ボヤが収まってから倉重光則がやってきた。ろくさんと倉重は日大芸術学部の同級生なのである。

倉重は、打ち合わせを途中で抜けてきたとのことだった。

二人は昔話を延々と続けている。

「ろくさんの今回の作品、良いけどさ、完成度が高すぎるよ」

と批評をしている。完成度が高いというのはほめ言葉ではない。

「吉岡の作品も完成度高すぎるよ」

ととばっちりを受ける。

倉重本人の作品の完成度には言及しない。

倉重が途中で抜け出してきた打ち合わせというのは、コンサート、バーンスタイン「ミサ」のことである。

Photo_5

バーンスタイン

歌手、演奏家、ダンサーのための劇場用作品

シアターピース「ミサ」

7月14日(金)19:00開演

7月15日(土)14:00開演

フェスティバルホール(大阪市北区中之島)

総監督・指揮・演出:井上道義

大阪フィルハーモニー交響楽団

大阪フィルハーモニー合唱団

そしてなんと

美術:倉重光則

なのである。

ネオンと人型イーバを使ってステージを作る。

井上道義さんは、女木島に行ったときに倉重の作品を見て気に入って声をかけてくれたのだそうだ。

人生は出会いなのである。


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