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2017年1月30日 (月)

量子力学的時間経過

いやはや、もう1月も終わろうとしている。とにかく時間の過ぎていくのが速い。速すぎる。60歳でこのスピードだと、70歳になったら、時間はこの二倍速になるのではないだろうか。恐ろしいことである。

若い人はそんなことはないんだろうなあ、きっと。

一昨日の土曜日はOn the Steps 展のパーティーを開いた。

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若い人がいるだけで会場は華やいでくるようである。

15:00からスタートして、20:00頃まで、みんな熱心におしゃべりをしていた。

思うんだけど、若い作家はもっともっとお互いにおしゃべりをしたほうがいいと思う。しゃべると元気になるものなんだよね。

パリのカフェーで、どんちゃん騒ぎをしたり、熱心に議論をしたりしていたわけじゃん、昔のアーティストたちは。みんな必死に制作するのと同じエネルギーをカフェーで費やしていたわけなのだ。そこからみんな勇気や励ましをもらっていたはずなのである。

わたしは今、ヘンリー・ミラーの『南回帰線』を読んでいるが、これがなかなかはかどらない。わたしは本を読むのは速いほうなのであるが、ヘンリー・ミラーは全然進まないのだ。つまらないのではなく逆に面白すぎて、じっくり読んでしまうので、なかなか進まない。

ミラーのはちゃめちゃ人生をたどっていくと、なぜか元気になってくる。

『南回帰線』の次はヘッセの『春の嵐』を読むつもりであるが、もう少し時間がかかりそうである。

さらに、その後、読むべき本が3冊ある。

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森 健 『小倉昌男 祈りと経営』(小学館)

これは、ヤマト「宅急便の父」と言われた経営者である小倉昌男の評伝である。面白そうである。

バーネット 『秘密の花園』(新潮文庫)

本屋さんで偶然見つけてしまった『秘密の花園』、作者はバーネットだったんだね。

「メアリ・レノックスがおじと暮らすためにミセルスウェイト邸に送られたとき、こんなに感じの悪い少女は見たことがないと誰もがいった。…」

こんなふうに書き出されたら一気に引き込まれてしまうよね。

マンジット・クマール 『量子革命』(新潮文庫)

「アインシュタインとボーア、偉大な頭脳の激突」と言うサブタイトルのこの本は、物理学の流れと物理学者の人間ドラマが書かれていて、こういう分かりやすいのはわたしの大好物なのである。

日常の世界では点Aから点Cに移動するためには、どこか中間の点Bを通過しなければならないが、微視的な世界では、中間点を通過することなくある場所で消え、つぎの瞬間には別の場所にひょっこり現れることができる。

量子力学的な世界では、そんなことが起こっている。空間的な移動だけでなく、時間的な経過も、ひょっとしたらもっと自由になっているのかも知れない。

昼にバルコニーでコーヒーを飲んでいたら、いつのまにか夜になっていた…みたいな。

これって実感としてそうなのである。時間が点Aから点Cにいつの間にか移動しているのである。点Bが消える。

わたしは、量子力学的世界の時間を生きているのである。

え?わたしだけじゃない?

☆展覧会

「京都府新鋭選抜展2017」

主催:京都府、京都文化博物館 

会期:1月28日(土)-2月12日(日) 月曜休館

    10:00-18:00

会場:京都文化博物館 3階展示室(京都市中京区三条高倉)

入場料:500円

京都府による若手アーティストの選抜展。三輪田めぐみさんが選ばれて、出品しています。

「前田精史 -水の場所-」

2月27日(月)-3月4日(土)

ギャラリー檜 e・F(京橋3-9-2 宝国ビル4F)


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