2018年7月21日 (土)

古川巧展は熱いぞ

銀座駅のセブンイレブンに寄って、お茶の大きなペットボトルを4本買い、ギャラリーまで運ぶ。毎日暑いので、お客さんにお茶を出さないと倒れてしまうからだ。いつもはお茶を出すと、一杯だけ飲んで、「ごちそうさまでした」と言って帰っていくのだが、このところ、みんな2杯、3杯と飲んでいく。さぞかしお茶をたくさん用意しなくてはならないと思うかも知れないが、じつはそうでもない。なぜかというと、暑くなると、それだけお客さんが減るので、とんとんなのである。

気温30℃だと、お客さんはふつうに訪れる。32℃になるとお客さんは減る。33℃、34℃になると、銀座の人通りもまばらになり、さらにお客さんは減っていく。35℃に近くなると、ほぼゼロである。

ところが、今年はいつもと様子がちょっと違っているようである。34℃でもお客さんはゼロではないのだ。昨日なんか十数人も来た。

わたしの勘では、日本人は暑さに慣れてきたのである。

昔、サイパンに行ったときに、現地のガイドさんが、気温30℃だったのだが、「今日は涼しいです」と言っていて驚いたことがあるが、日本人も30℃を涼しいと言いかねないくらいになっているのではないかと思うのである。

来週も猛暑が続きそうであるが、古川巧の熱い作品のパワーで、暑さを吹っ飛ばすのである。

Photo

小品が38点並ぶ予定。

古川さんはベテラン作家。ステップスでは初個展である。

作家は(火)・(木)・(土)に在廊予定。パーティーはやりませんが、作家が居る日は飲んでると思います。

霜田誠二の「ニパフ」がボランティアを募集しています。興味のある方は、メールで問い合わせたり、申し込んだりしてみてはいかがでしょうか。

「ニパフ・ボランティア&インターン&出演者募集」

ニパフ(日本国際パフォーマンス・アート・フェスティバル)では、現在ボランティア&インターン&出演者を募集しています。貴重な経験になると思います。現在世界各地で活発な動きが起きているパフォーマンス・アートを1993年から日本で開催し、すでに50カ国400名以上を招聘しているニパフ。これからも11月には韓国のパク・ジュヨンさん(写真)、ソロ日本ツアーや来年1月にはミャンマーへのツアー、そして3月には第24回ニパフ国際を東京・大阪・長野などで開催します。希望者は、1.氏名、2.現職(詳しく)、3.略歴、4.志望動機 をお送りください。

e-mail  nipaf@avis.ne.jp

Photo_2

船木 亨 『現代思想講義』(ちくま新書)も読み終わりそうなので、つぎに読む本を探さなければならない。

船木さんのことばは、わかりやすく、しかもどこかに希望がある。

「今日イノベーションが大切だといわれ、新たな知識を獲得すべきだと盛んにいわれているが、それを妨げているのは、やる気のない若者や、個性を認めない組織や、出る杭を打つ世間なのではない。発明も芸術も理論も、天才や天啓から生まれてくるのではなく、他方、デカルトのいう方法や枚挙から生まれてくるのでもなく、そのひとの生き方から生まれてくる。その生き方とは、マイナーであるということである。

 群れは外部と内部をもっており、外部の個体との 出会いが可能になるためにはマイナーであることが必要である。自分とは異なったものを認め、「もしあなたがわたしであったら」と、みずからそれであるかのように想像することは、群れのなかでは「異例のもの」、マイナーになることである。」

「思考するのは、性格や能力によるのではない。思考するタイプのひとがいるのでもなければ、思考するのが得意なひとがいるのでもない。思考するかどうかは、そのひとが置かれている状況による。すなわち、事故にあったり、病気になったり、あるいはいじめや失恋など人間関係の縺(モツ)れに出会ったなら、ひとは思考せざるを得ないであろう。思考するとは、簡単にいえば、群れから出ようとすることなのである。」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年7月19日 (木)

セルビアの風

セルビアに帰省中の高橋ブランカさんから、写真がたくさん送られてきた。

涼しげである。

セルビアも夏は暑いわけであるが、湿度がとても低いので、過しやすいのである。

Photo

セルビアの郊外には、音がない。静けさが支配している。

Photo_2

Photo_3

またセルビアに行ってみたいな。

セルビアワインが、輸入されるようになったので、紹介する。

Photo_4

販売元は、(株)マコトインベストメンツ モンドデリシャス事業部

この会社は、ドイツ人のシュミットさんが経営している。

東京都新宿区神楽坂2-9-3A 

tel.03-5579-8020

fax.03-5579-8026

http://makoto-delicious.com

ネットでも買えるようである。コストコでも売っているらしい。

セルビアワインは「深い」味わいがあって、美味しいのである。テニスのジョコヴィッチが結婚式でふるまったというワインもあって、わたしも飲んだが、さすがに美味しかった。

もう一つ、セルビア関係のお知らせ。

料理研究家のイェレナ・イェレミッチさんが、今年の11月に料理の本を日本で出版する予定である。

『イェレナと学ぶ美味しいセルビア料理(仮)』(有限会社 ぶなのもり) ¥1,800

Photo_5

この本の出版に向け、9月ごろにクラウドファウンディングを実施予定。リターングッズにはセルビアの品物やロゴ入りのバッグやTシャツ等を検討中。

お問合せ:セルビア日本音楽交流推進の会

serbia-japan@hotmail.co.jp


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年7月16日 (月)

霜田誠二パフォーマンス

気温が35度に近くなると、鼻血が出る。

ギャラリーでも出たし、電車の中でも出た。

やばい気温である。

一昨日の14日(土)も暑くて、お客さんは来ないだろと思っていたが、霜田誠二のパフォーマンスには10人の観客が来てくれた。ありがたいものである。

Photo

霜田は痛風の症状が出ていて、足が痛くて、歩いたり、階段を昇ったりするのも、とても時間がかかったりしている。

17:00にスタート。

口にくわえているのは蓬(ヨモギ)である。自宅のある長野から持ってきたものと思われる。このあと、口にくわえたまま、鎌で稲刈りの要領で、半分に切り分ける。あぶない。それを今度は床に並べて、鎌の柄でトントンと潰し始める。蓬の匂いがギャラリーに充満する。BGMをかけたり、詩の一説を朗読したり、盛りだくさんである。

Photo_2

散らばった蓬を新聞紙にくるんで、観客一人ずつに投げる。観客はグローブはないから、素手でキャッチする。

Photo_3

60分予定のパフォーマンスが45分で終わった。霜田の体力の限界だったらしい。観客にとっては「ちょうどいい」長さではあった。

霜田の世界は異様である。見ていると別の世界に引き込まれていってしまうのが、ちょっと怖いくらいなのだが、音楽をかけたり、詩を朗読したりすることで、現実世界との結界に小さな穴をあける。今回は蓬の匂いもそれに加わり、さらにそれを観客に投げることによって、霜田の不思議な世界と、こちらの日常の空間はつながっているのだということを暗示していて、少しほっとしたり、逆に怖さが増したりして、そんな楽しさがあった。

このあと、みんなでビールを飲み、ワインも飲んだ。

Photo_4

さて、しばらくこの暑さは続きそうだが、なんとか今週も乗り切ろう。来週は古川巧展、その次が堂免和実展。そして8月5日からStepsは夏季休廊となる。



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年7月12日 (木)

トナリテ②

先週のことだが、展覧会の案内と見られる封書が届いた。中を見ると、日中平和友好条約締結四十周年記念-日本現代アートとの対話、となんか仰々しい言葉があり「Dialogue with Contemporary Jaoanese Art 2018展」というのが展覧会のタイトルである。

へえ、どれどれと読み進むと。10月に虎ノ門にある中国文化センターで開催されるようである。開会式 10月9日(火)15:30~とある。

作家名が書いてある。中国人の作家が6名列挙されていて、その下に日本人作家の名前もあった。

上條陽子。へえ、上條さんが出すんだ。

菊地武彦。菊地さんて、多摩美の先生のあの菊地さんだよね。

タシロサトミ。知らない作家だ。

日影眩。え?日影さんも?

柳井嗣雄。柳井さん元気かな。

最後に、吉岡まさみとある。え?え?おれも出すの?

知らないうちに自分の名前があったので驚く。

よく見返してみると、展示作家予定と書いてある。

「予定」なのだ。つまりこの案内状は、出品依頼のプリントであることにやっと気づく。

そういえば、以前、中国の作家がステップスに来たときに、今度交流展をやるから出品して欲しいといわれたような記憶がある。あのときは、そうですねえ…と曖昧な返事をした。

王暁鳴さんという作家らしい。

わたしは日影さんに電話して、日影さんは出品するの?と訊いてみた。

「日影さんが出すなら出そうかなと思って」

「おれが出さなかったら、出品しないの?」

「いや、そういうわけではないけど…」

とわたしはまたまた曖昧な答えをしてしまう。

王さんに、参加しますというメールを送る。

出品作家が面白そうだから、楽しいかもしれない。

4メートルの壁に3点と書いてあったから、旧作のスクラッチドローイングを出そう。

「トナリテ」について、クレーの文章をまた見つけた。なるほど、クレーはそういう意味で使っていたんだねと納得する。

「私が基本的にいつもやっているように、表現しようとする手の動きをペンが記録することをグラフィックと呼ぶならば、それはトナリテや色彩の扱いとは全く異なったもので、暗がりでも、真っ暗な夜にでも、この技法をモティーフとして行使することは可能だ。

トナリテ(明から暗への動き)には少しの光が、そして色調には光がたくさん必要なのだが。」

あるギャラリーからクレーに届いた手紙と、それへのクレーの返信が面白かった。

「ヴィンタートゥール、1910年11月21日、ベルンの画家クレー様。

11月15日から、貴殿の作品を私どもの画廊で展示しております。遺憾ながら申し上げますと、入場された方々のほとんどが、貴殿にとりましてあまり有利ではない意見をお持ちのようで、何人か有名な方々からも、展示を取り止めてはどうかとご意見を頂きました。このような状況ですので、どうしたら良いものか、すぐにも指示を頂けないでしょうか。あるいは、私どもを通して、展覧会にいらした方々のために作品の説明を送って頂けないでしょうか。色よいお返事をお待ち申し上げております。敬具。ツム・ホーエン・ハウス画廊」

「拝啓、お困りとは遺憾です。しかし、優れた芸術家がときには観衆と意見を異にするということを、美術の専門家として聞いたことがおありになるはずです。我が身を他の誰かに喩えるということは控えたいのですが、例えば有名なホードラーという名を挙げれば、おわかりでしょう。その名の持ち主は、いまではそれでも利益を上げています。作品だけでなく、説明まで送りつけるような芸術家は、自分の作品を信頼していないと言えるでしょう。その役目は、美術評論家のものです。『新チューリッヒ新聞』300号、1910年10月30日の一面にあるトローク氏の評論をお読みください。取り決めました展覧会の期間が過ぎましたら、バーゼルのクンストハレに作品をお送りください。敬具 Kl」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年7月11日 (水)

FAVORITE 作品

暑いのはまあ、しょうがないんだけど、今週はずっとこんな調子なんだろうなあ。

しかし、Stepsは作品が元気で、しかも今回は特に賑やかなので、楽しいよ。

霜田誠二

Photo

霜田はこの前でパフォーマンスをやる。

「立つ猫 2」 キャンバスにアクリル 16.0×27.2cm 2016 ¥15,000

Photo_2

金澤麻由子

Photo_3

金澤は「羊」でデビューしたんだよね。

「そこに見えたもの」 紙に水彩 126.0×35.5cm 2013 ¥80,000

Photo_4

加藤慶子

Photo_5

「tall tree ~光が流れる」 キャンバスにアクリル 91.0×65.2cm 2018 ¥200,000

Photo_6

望月久也

Photo_7

右側の赤い作品は今朝持ってきた。ぎりぎりまで完成していなかったというのは、なんか学生っぽくて懐かしい感じがする。

「三四・四六(サンヨン・ヨンロク)」 シナ合板 17.0×14.0×28.0cm 2018 ¥200,000

Photo_8

小出恵理奈

Photo_9

淡い雰囲気が涼しい。

「various colors #5」 紙に水彩 22.7×15.8cm 2018 ¥13,000

Photo_10

三輪田めぐみ

Photo_11

ghostのシリーズは、まだ続いているのだな。

「ghost /4」 木に油彩 18.5×13.0cm 2017 ¥30,000

Photo_12

FAVORITE展は、「On the Steps」の若手よりも若干(かなり?)年上の世代から、わたしが選んでいるわけなのだけど、今回は、金澤、小出、三輪田の三人が平均年齢をかなり下げた形になった。

でもさ、昔は、30代の作家ってベテランに見えたものだよねえ。年齢の感覚って変るものだね。














| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年7月 6日 (金)

トナリテ

例によって、来週の企画展「FAVORITE 2018」も水曜日スタートになります。

Favorite

FAVORITE 2018

7月11日(水)-21日(土) 日曜休廊

12:00-19:00(土曜日は17:00まで)

加藤慶子/植物や風景を描いていますが、次第に抽象に近づいてきています。

小出恵理奈/油彩と水彩の小品をたくさん並べる予定です。

三輪田めぐみ/ghostのシリーズ新作4点と旧作1点。

金澤麻由子/羊を描いた旧作が並びます。

霜田誠二/前回の個展に出品した作品から12点を並べます。その前でパフォーマンスをやる予定。

望月久也/展示台の上に2点の彫刻。

遠方の作家が多いので、パーティーはやりません。霜田パフォーマンスのあと打ち上げをやりますが、それがパーティーの代わりになる感じかな。

霜田誠二 パフォーマンス

7月14日(土) 17:00~

一般 ¥2,000/学生 ¥1,500

打ち上げ参加費+¥500

予約不要

展示作品は展覧会初日に紹介する予定です。

吉岡は、作品完売したので、なんか手持ち無沙汰で、ぼうっとしています。ある評論家が、全部の作品に赤丸がついているのを見て、わたし以上に喜んでいたので、驚く。

「最近ではこんなの見たことないよ。いやあ、うれしいねえ。今の美術界にとっても良いことだよ」

わたしはお客さんに「いやあ、申し訳ない、完売しちゃったんだよね」

と上から目線で言うのが夢だったんだけど、実際に完売してみると、なんか本気で申し訳ないという気持ちになったりするのだ。ギャラリーに入ってくる人には、お茶どうぞ、とすすめているのだが、気が大きくなったのか、ビールあるよ、などと気前のいいことを言ったりしている。

しかし、やはり毎日お客さんの相手をしているので、さすがに疲れてしまった。

FAVORITEの搬入は日曜日だし、月曜日は倉重といっしょにワセダギャラリーの下見に行く。古賀亜希子さんの紹介で、城西大学のギャラリーも見せてもらうことになっている。

火曜日は休みなので、やっと休めるかな。

『クレーの日記』はようやく半分まで読み進んだ。クレーが使う言葉で、トナリテというのがあって、しきりにこれを使うので気になった。

「表現手段の純粋培養。トナリテの比率そのもの。」

色調とか音色という意味らしいが、クレーがどんな意味で使っているのかわからない。色のバランス。明暗や彩度の調整ということであれば、バルールと同じ意味なのかとも考えたが、それも何か違うような気がする。微妙だね。

クレーは、額を準備するのにお金がかなりかかるので、苦労している。作品もいくらで売ろうかと悩んでいたりして、親近感が湧く。

「自然はどんなところに惜しみなく浪費しても許されるが、芸術家はぎりぎりまで節約しなければならない。

自然は混乱を来たすほど饒舌だが、芸術家はしっかりと沈黙していなければならない。

成功のためにはそのうえ、決して前もって思い浮かべた絵の印象に向かって創作してはならない、ということが大切だ。生成しつつある部分、いま描くべき部分に没頭すべきなのだ。こうして全体の印象は節度の上に成り立つ。全体の効果をわずかな過程にゆだねる。」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年7月 4日 (水)

完売

さきほど、最後の1点を買ってもらって、作品22点が完売しました。

人生初の完売です。

びっくりです。

以上

| | コメント (1) | トラックバック (0)

展示風景

吉岡の個展の展示風景です。

http://www.jpartmuseum.com/jam_live2018/steps39/

作品は、なんと残りあと2点になってしまいました。

うれしいはずなんだけど、ノーヒットノーラン寸前のピッチャーみたいで、なんか落ち着かないのでした。

☆展覧会

「神田毎実 展」

7/14(土)-7/29(日) 月曜休廊

11:30-17:00(日曜18:00、最終日17:00)

ATERIER・K (横浜市中区石川町1-6三甚ビル3F)

初日はパーティーがあるようです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年7月 2日 (月)

もっと先へ

6月30日(土)

あっという間である。このあいだ倉重の作品が眩しい、と騒いでいたのは正月のことなのである。明日から下半期に入るのである。学校は夏休み間近である。

映画の大道具などを担当している会社の人が訪ねてきた。撮影のときに使う彫刻と絵を捜しているという。よく話を聞いてみると、監督は三谷幸喜で、来年公開予定の映画だそうである。内容はかなり面白そうである。主人公は総理大臣。で、首相公邸の庭に設置する彫刻を貸してほしいとのこと。公邸内に飾る絵も欲しいとのこと。あまり有名な人の作品だと費用がかかりすぎるし、大道具で作ったらちゃちになるし…ということだった。彫刻はペンギンなのだそうで、「皇帝ペンギン」の「皇帝」と「公邸」をもじったふうにするのだな。7月20日がクランクインみたいで、それはいくらなんでも用意できない。で、要望に答えられないまま帰っていただいた。

夕方、十河さんがいらっしゃった。個展にDMの打ち合わせと、来年のワセダギャラリーの展覧会の打ち合わせ。そして、40cmの大きな作品を1点購入してもらった。おお、なんか今回売れてるなあ。初日8点売れたと喜んでいたが、4日目の今日で、18点売れて、残りは4点である。ひょっとしたら目標の「完売」いくかな…

Photo


7月2日(月)

金澤麻由子から作品が届く。来週のFAVORITE 2018に展示する作品である。旧作の羊のシリーズである。金澤は9月に個展をする予定になっていたのだが、体調が最悪で、作品を作れないとのことで、9月の個展は急遽、甲斐千香子に入ってもらうことになった。

三輪田めぐみから作品リストのメールが来る。彼女は、「おめでた」で体調が不安定だそうである。

みなさん、いろいろとあるのである。

『クレーの日記』は思った以上に量が多いので、なかなか進まないのだが、少しずつ味わって読んでいる。

「想像してごらん、自分はもう死んでいるって。長い不在のあとで、たった一目だけ、地上を眺めていいとする。

そこには街灯が立っていて、老犬が片足をあげているのが見える。きみは胸がつまってすすり泣くだろう。」

「私はもっと先へ駆けていかなければならない。」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年6月28日 (木)

個展初日

やることは山のようにある。

あるけど、昨日は個展の初日で、なんとか一日切り抜けたので、とりあえず一段落なのである。

ちょっと休憩なのである。

昨日は2時にセルビア関係者が何人か来てくれて、なごやかにビールを飲んだ。セルビアワインもいただいたので、それも栓を抜いた。

Photo

その後夕方から、ぼちぼちと人が集まり始めたので、パーティーではないけど、ビールとワインで宴会になっていくのであった。

Photo_2

バルコニーは暑いので、狭い事務所にみんな自ら詰め詰め状態になる。

酔っ払った勢いで作品を買う人もいて、この日は、予約を含めると、8点の作品を買ってもらった。初日に8点売れるというのは初めてだな。ありがたいものである。

お客さんは入れ替わり立ち代わりで、8時過ぎまで飲み会は続いたのだった。

Photo_3

今回の個展で、今年のわたしの大きなイベントは終わったように感じている。

展覧会はそれぞれ大変だったのだが、「なぜ美術を選んだのか」の展覧会がかなりきつくて疲れてしまったかなあ。

いまは、来年のことを考え始めている。3月に早稲田大学のワセダギャラリーで、ミラン・トゥーツォヴィッチ、倉重光則、十河雅典の3人展があり、その企画を担当しているので、これもそろそろ本格的に動き始めなければならない。8月にはロサンジェルスでグループ展があるので、どんな作品にしようかということも考えなければならない。テーピングの作品を作る予定だけど、テープがどうなるか心配でもある。わたしが使っているテープは特殊なテープなのだが、その会社の営業担当だった方から、あのテープは生産を縮小するかやめるか、という事になるかも知れないと教えられたからである。今の内に買い占めておかなくてはならないだろうか?ロスに行く前に個展をやる。この個展は今までとは全く違ったふうにしようと思っている。音を使ったサウンドインスタレーションのようなものになりそうである。これも今から準備しておかないと実現しないだろう。

でも自分の個展の会期中はのんびりとやりたいものである。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

«吉岡まさみ puzzle