2018年4月19日 (木)

アートカクテル13作品




昨日紹介した作品が8点なので、残りは25作家なのですが、その中から13作家の作品を紹介します。あとはまた明日。

大森 梨紗子 「麦秋至 -むぎのときいたる‐」 和紙に油彩・山土・アクリル 15.0×15.0cm 2018 ¥15,000

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中澤 小智子 「natura morta Ⅰ」 ブロンズ・テラコッタ・錫 10.0×20.0×20.0cm 2018 ¥50,000(売約済)

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松尾 夕姫 「はるあらし」 紙にミクストメディア 21.2×18.2cm 2018 ¥20,000

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イシカワ マリコ 「青みがかった雲(濃い色) 和紙に水彩 15.5×13.0×5.0cm 2018 ¥5,000

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望月 久也 「ながれぼし」 木(カマツカ) 3.5×4.0×43.0cm 2018 ¥25,000

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勝田 徳朗  「夢を見た ’17-7B」 ブリキ・流木・石炭・蜜蝋・和紙 16.0×19.5×8.5cm 2018 ¥10,000

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甲斐 千香子 「調光」 和紙にアクリル 10.0×15.0cm 2018 ¥15,000(売約済)

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鈴木 純子 「Spring - yellow」 インドシルク 15.0×15.0cm 2018 ¥10,000

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カセイ イノウエ 「秘密の花園 #2」 ミクストメディア 12.3×18.0×8.8cm 2018 ¥52,000

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田邉 光則 「Macchina Ⅱ」 キャンバスに油彩 14.0×18.0cm 2018 ¥25,000

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前田 精史 「WORK 3」 楠 15.0×15.0×3.0cm 2018 ¥5,000(売約済)

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小口 あや 「春霞 Ⅰ」 キャンバスに油彩 10.0×10.0cm 2018 ¥8,000

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片岡 操 「オリエントの風」 ソーダガラス 11.5×11.5×15.0cm 2018 ¥54,000

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2018年4月18日 (水)

アートカクテル2018スタート

今日からアートカクテル2018が始まった。

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雨もあがって来たから、お客さんはこれから来るかな。

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この展覧会も今回で3回目になってしまうなあ。

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Art Cocktail というのは、以前は笠間でやっていた大きな展覧会。その前は都内のギャラリーでやっていた。7回やったはずである。最初は2002年の門前仲町だった。懐かしい。

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わたしは企画好きだったんだよね。でももうああいう大変なのはもうやれないなあ。今はギャラリーだけで手いっぱいだ。

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Art Cocktail という名前だけは残したくて、ステップスでのグループ展を始めたのだった。

今回は33名の参加。

初参加の作家が8人いるので、それから先に紹介していきたいと思う。

よこすか よう子 「六月」 紙にアクリル・色鉛筆 10.8×14.4cm 2018 ¥10,000(額込)

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松宮 真理子 「Letter」 ガラス・アルミニウム・顔料 8.5×10.5×2.9cm 2018 ¥15,000

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森 彬博 「Ore -wood board-」 キャンバスに油彩 15.5×21.0cm 2018 ¥10,000

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仙仁 司 「賢治界 Ⅲ」 紙に鉛筆 15.0×13.0cm 2018 ¥24,000(額込)

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服部 純子 「春雷 2」 アルミニウム・ラッカー 12.5×19.5×11.0cm 2018 ¥18,000

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加藤 慶子 「tall tree ~Ⅳ」 キャンバスにアクリル・モデリングペースト 18.0×14.0cm 2018 ¥10,000

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古川 巧 「MEMORY ‐C」 木にミクストメディア 18.0×14.0cm 2018 ¥15,000

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武内 カズノリ 「ぐい飲み」 陶 2018 ¥3,000~¥5,000

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余裕があったら、次回また作品を紹介したい。













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2018年4月16日 (月)

地獄に宇野さん

4月15日(日)

アートカクテルの搬入。纐纈令くんをスタッフとして呼んで、二人で地獄の搬入をなんとか乗り切ろうと決意していたのだが、宇野和幸大先生が「お手伝いに行きましょうか?」と言ってくれたので、もちろん、お願いしますと答えて、地獄に少し光明が射してきたのだった。

松屋の地下で、和幸の特ロースかつ弁当を買ってきて、3人で食べた。そういえば、宇野さんの名前と豚カツ屋さんの名前は同じであるなあ。

作業が、終わっても終わらなくても、6時で切り上げてビールを飲みに行こう!とお互いに励ましあう。

作品を持ち込みに来たイシカワマリコさんが、私お手伝いしますよ、と言ってくれたので、搬入スタッフは一気に4人になった。

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しんどい作業が続く。わたしはへろへろに疲れているので、もっぱら指示だけしていたような塩梅になった。

途中で何人か、遅れて作品を持ってくる作家さんとかもいたが、壁は作品で埋まっていった。

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とにかく、作品を全部壁に掛けるところまでいけばいいや、キャプションをつけたり、照明とかは月曜日にやればいいかな、と思っていたが、なんと6時までにはすべて終わってしまった。

素晴らしい。展示完成風景は、水曜日に載せたいと思います。

令くんと宇野さんを、N9Y(エヌキューワイ)に誘って、ビールを飲みに行く。N9Yをニクヤと読める人は常連である。

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おごるから何でも食べて飲んでくれ。

宇野さんは、食べたことがないというので、ビールカンチキンを頼む。

N9Yには世界のビールがそろっているのでうれしい。

これが噂のビールカンチキン。噂にはなってないかも知れないが、これがそれである。

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鶏まるまる一羽なので、3人で食べても食べきれないくらいである。ビールの缶の上に載せて焼く。焼きあがるまでにかなり時間がかかるので、お店の席に着いたら、とりあえず、ビールカンチキン!と頼んでおくのがお薦めである。

N9Yを出て、ノアカフェに行く。宇野さんと令くんはワッフルを食べるが、わたしはアイスコーヒーだけにしておく。

4月16日(月)

新宿の眼科で診察を受けてから、ギャラリーに来た。

キャプションの修正や、あとかたづけなどの仕事がけっこう残っているので、これからぼちぼち始めるところである。

稲毛のHOTに電話をして、明日のマッサージの予約を入れる。

18日(水)アートカクテル初日、お待ちしています。



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2018年4月14日 (土)

地獄の搬入

明日は、Art Cocktail 2018 の搬入である。参加作家33人で一人3点ずつだから、作品は100点あるわけである。気が遠くなるけど、死に物狂いでやらなければならないだろう。お手伝いスタッフは1人だけである。死んじゃうなあ。搬入終わらなくても時間が来たらやめて、残りは月曜日に一人でやるという覚悟である。明日は、てきとうな時間に切り上げて、ビールを飲むぞ。

昨日、やっとキャプションを仕上げたところである。がんばったなあ…

Art Cocktail 2018

4月18日(水)-28日(土) 日曜休廊

12:00-19:00(土曜日は17:00まで)

初日は水曜日になりますので、ご注意ください。

パーティーはありません。

お手ごろ価格、お手ごろサイズの作品が揃っていますので、一つ買っちゃえば?

Art Cocktail が終わるとゴールデンウィークだから、それまではなんとか命脈を保たなければならない。

☆展覧会

「森岡 純 展」

4/23(月)-28(土)

うしお画廊(銀座7-11-6イソノビル3F)

「平石 裕 展」

5/7(月)-19日(土) 日曜休廊

ギャラリー なつか(京橋3-4-2フォーチュンビル1F)

「松宮 真理子 展」

5/8(火)-13(日)

ギャルリー ヴィヴァン(銀座2-11-4富善ビル1F)

「ニパフ行為芸術学習塾 ’18」

5/9(水)・16(水)・23(水)・30(水) 

各日18:30-21:00

3331 Arts Chiyoda 3F 313号室(銀座線末広町駅出口2番、徒歩2分)

各回一般 2,500円/学生 2,000円(予約) 当日は+200円

講師:霜田誠二

問合せ・申込み:090-1652-9127 または e-mail nipaf@avis.ne.jp

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2018年4月12日 (木)

忙中閑なし

4月11日(水)

花粉症で夜中にも鼻水が止まらず、寝不足が続いている。今日は休みなのだが、女子医大の診察があって、その前に髪を切る予約もしているので、いつもと同じ時間に起きなければならないのである。つらい。

とりあえず銀座に出る。「ねぎし」牛タンのランチを食べる。美味しいが、仙台の牛タンと較べるとやはり物足りない。仙台は、厚切りだから、満足度が高いな。ねぎしは、御飯のおかわり自由である。店員は、御飯のおかわりが自由であることをしつこく客に宣伝する。おかわりさせたくてしょうがないような感じである。おかわりを頼むと、おおきな声で「おかわりいただきましたー!」と叫ぶ。どうだ、おかわりさせたぞ、とどや顔である。

ねぎしの御飯の量は微妙で、1杯だけだと低血糖になる気がするし、おかわりをすると食べ過ぎになってしまうような気がするのだ。きょうの1杯はいつもよりもちょっと多いようだったので、おかわりはしないで済んだ。

銀座駅で日比谷線に乗って築地で降りる。ねぎしから美容院「上松」までは15分で来ちゃうな。12時からの予約で、12:30にはカット終了。今日はわたしがかなり疲れているのがわかったらしく、担当の上野さんは、「がーっと短くしちゃっていいですか?」と言っただけで、わたしに話しかけるのを遠慮していた様子である。

いやあ、髪を切ると気分がいいなあ。

急いで電車に乗り、曙橋から女子医大まで歩く。遅れたかなあと思っていたが、時間通りに到着した。

1時間待って診察。今日は杉山先生だった。20年以上前から知っている先生なので、気楽だったが、この先生はおしゃべりなのでちょっと疲れる。

「今朝寒くなかった?わたしは静岡だからさ、凄く寒かったんだよ。あ、静岡のどこかって?サファリパークのすぐそばだよ」

杉山先生は静岡で開業しているのかな。で、ときどき女子医大にも来るのである。

「菊池先生どうしてるかしら?」

菊池先生って誰だっけと考えたら、あ、そうか、柴垣先生のことだ。柴垣先生は、元わたしの主治医で、いまは新宿の眼科で週一で診察に出ている。柴垣先生は2回名前が替わっている。

「そうよねえ、みんないろいろあるわよねえ。わたしなんか○○病で(聞き取れない)手がものすごく腫れちゃってさ、眼注もできなくなっちゃったのよ。整形外科にいったら、年でしょうとか言うのよ。失礼だわ。あたしだってね、ダテにぶどう膜をやってきたわけじゃないのよ」

といきまく。

ぶどう膜の解説をしなくちゃならないかな。ぶどう膜というのはぶどう膜炎という網膜の裏にある組織に起こる病気で、外傷でもおきるが、ほとんどはベーチェット病などの自己免疫疾患で起こるのである。自己免疫だから、ぶどう膜炎を専門にすると、眼科以外の勉強もしなくてはならないので、大変なのである。免疫学ってすごく難しいので、免疫を選ぶドクターは少ないのである。免疫やぶどう膜を専門にするというのは、ちょっとレベルが高いというわけなのである。で、杉山先生のダテにぶどう膜を発言となるのであった。

わたしは、診察を受けているというよりも、先生の話を聞いてあげている状態なのである。

次の診察は豊口先生である。

「豊口先生、きょうは患者さんが詰まってるから、かなり時間かかるわよ」と脅されて一旦診察室を出る。

とにかく疲れと眠さで調子がおかしくなってきている。

待っている間に、森鷗外『雁』を読むが、お玉さんの家の鳥かごに入った蛇を岡田が退治したところでギブアップ。眼をつむってうとうとしてしまう。

豊口先生の診察も終わり、薬局に寄って目薬をもらって家路に着く。どこか喫茶店にでも寄って休んでいこうかと思ったが、なんだかそういう元気もない。

家に着いて晩御飯も食べずに寝てしまった。

疲れているのである。

このところ、わたしは忙しい。ものすごく忙しい。こんなふうにブログを書いている場合ではないのだ。でもブログに逃げ込んでしまうんですね。

来週からArt Cocktail 展なのであるが、現在キャプション作りで忙しい。みんなけっこういい加減なので疲れるのである。

5月にやる「なぜ美術を選んだのか」というグループ展も、わたしはちょっと後悔している。2週間の間にトークを6回というのは、無謀と言っていいだろう。その間に、山形東高の同窓会も入っている。

ブランカさんの写真のカットもやらなくてはならない。彼女の写真は大きくて、余白がありすぎるので、余分な部分を切らなければならないのだ。このカットがとても気を使うので疲れるのである。

自分の作品も仕上げなくてはならないし、6月までは、息がつけないようである。

こういうときは、気分転換で読書に逃げ込むしかない。

買おうかどうかずっと悩んでいた本をついに買う。

中村真一郎 『頼山陽とその時代』上・下(ちくま学芸文庫)

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まさか、わたしが頼山陽について読むとは想像できなかったのだが、中村真一郎の「まえがき」を読んだだけで、これは読まなくては、と決心したのだった。

「四十歳を過ぎた頃、私は一時、古人の伝記類を来る日も来る日も読み漁って過したことがあった。疲れると散歩に出、帰ってくると、また直ぐ長椅子のうえに横になって、読みさしの頁を伏せてある本を卓上からとりあげて、暗くなるまで読み続けた。そうした生活がほぼ一年ほど続いた。」

こういう文章にわたしは弱いのである。

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2018年4月 9日 (月)

行く

朝起きてから家を出るまでは、だいたいテレビを見ている。ワイドショーを見ている。主婦である。ワイドショーはくだらない内容がだらだら続く。くだらないから面白いということもできる。

今朝は、困った新入社員についてインタヴューしていた。4月だからね。先輩社員が、こんなとんでもない新人がいるんだよ、と愚痴っているのである。タイトルは「あぶない部下」。

それをぼうっと見ていたら、出かけるのが遅れてしまった。

電車の中で、田山花袋の『布団』を読み終わる。その中に『重右衛門の最後』という作品があり、こんな文章を見つけてわたしは、これだ!と心の中で叫んだ。

「自分に向っては、

「それじゃ、先生様失礼しやす!」

自分の挨拶をも聞かず、

「一所に歩(アユ)べ……おい、作公、何を愚図々々してやがるんだ?」

と怒鳴りながら走って行った。」

こんななのだが、前後がわからないので、なんのことかわからないと思うが、話の内容ではなく、「歩(アユ)べ」という言葉に注目していただきたいのである。

この話の舞台は長野県である。長野では歩くをアユブと言うんだね。

この文章の文脈から、この「歩べ」は、「行こう」という意味で使われている。

じつは、同じような言葉が山形にもあるのである。

行くという言葉の活用形は

行かない

行きます

行くとき

行けば

行こう

である。

山形では行くは行ぐである。

活用形は

行がね

行ぎだぐない

行ぐべ

行げばいいべした

となる。

なぜか行ごうとは言わない。どこどこに行こうというときは、山形では行ぐべという言葉で代用するので、実際は「行ご」という活用形は無いのである。

ところが、じゃあ、行こうと言いたいときは行ぐべとしか言わないのかというと、行ぐべの替わりに「あべ」ということばを使うことがあるのである。早く行こうは、早ぐあべ、と言う。

わたしは、なぜ、行こうというのを、あべというのかわからないまま、今の今まで使っていたのである。

方言というのは、漢字にすると、その意味が明確になる場合がある。

昔、山形弁のなかでも米沢地方の言葉を紹介したことがあるが、覚えていらっしゃる方はいるだろうか。いないかな…

米沢では、恥ずかしいことを「しょうしい」と言う。また、ありがとうを「おしょうしな」と言う。

この「しょうし」は漢字で書くと「笑止」ではないかとわたしは考えている。どうだろうか。

また、米沢でお店に買い物に行ったときは店先で「あっあーーいん」という不思議な呼びかけをする。ごめんくださいという意味である。なぜこんなへんな言葉があるのか不思議でならなかったが、あるとき、ラジオで、珍しい方言とうい番組で、この米沢地方の「あっあーーいん」が紹介されていてびっくりしたことがある。その解説によると、この「あっあーーいん」を漢字で書くと「初会」なのだそうである。「はつあい」と読む。初めましてということになるのだろうか。「はつあい」が「はっあい」になり、「はっあいん」と訛り、「あっあいん」、「あっあーーいん」と変化したのである。すごいことである。方言の表現は意外と優雅なのである。

さて、「あべ」であるが、みなさんもうお分かりだと思うが、長野の「あゆべ」が山形では「あべ」になっているのである。「あべ」は「歩べ」と書くのであろう。

これでわたしの驚きと喜びの意味がおわかりになったのではないかと思う。

以上

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2018年4月 5日 (木)

筍御飯

昨日は勝又さんのオープニングパーティー。予想どおり、バルコニーは大賑わいになった。パーティーには絶好の天気だし、次々にお客さんは駆けつけてくれて、2次会もなし、ということだったので、その分遅くまでみんなくつろいでいたのであった。

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和田弥生さんが、チラシを持ってきてくれたので、ギャラリーに置いておく。どんなチラシかというと、和田守弘の展覧会の案内である。

少し説明を要する。

和田守弘というのは、彫刻家で、ときわ画廊などで精力的に発表していた中堅の作家で、わたしも何度も作品は見ていたのだが、2007年に若くして亡くなってしまった。和田弥生さんは夫人である。

1947 香川県生まれ

1973 多摩美術大学油画科卒業

個展、グループ展多数。

神奈川県の高校の先生をしていたのだが、教え子に永野のり子がいる。そんなこともあって、和田夫人はステップスにも来てくれるようになったのであった。

彫刻作品ではなく、音を使った作品の再制作をするそうである。ぜひ足を運んでみてください。

「和田守弘《認識に於ける方法序説No.1 SELF・MUSICAL》 1973」

2018年 4月8日(日)-14日(土) 月曜休廊

12:00-20:00(最終日17:00まで)

Art & Space ここから (港区南青山2-27-20 工藤ビル202)

Tel.03-6434-7547(外苑前駅から徒歩)

チラシはStepsに置いてありますので、見てね。

この写真は、以前、和田弥生さんがステップスでわたしを撮ってくれたもの。わたしは撮られているとは知らずにいた。

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4月5日(木)

今日は勝又さんはお休みである。今週は、明日の(金)にギャラリーに来て、来週は、月・火・木・土に居る予定である。

中村ミナトさんが来た。筍御飯を持ってきてくれた。自分で採って来た筍だそうである。酢飯で作った御飯であった。春の味がした。梅干もいただいた。これも自家製らしい。

さて、今日は昨日のようには暖かく無いので、ぎゃらりーでひっそりと本でも眺めて過そうかな。

田山花袋 『布団』(新潮文庫)

森鷗外 『雁』(新潮文庫)

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2018年4月 4日 (水)

よく見る夢-勝又豊子

4月1日(日)

勝又豊子展の搬入。

すごく重いと聞いていたので、わたしは手伝わない。勝又さんのほかに男4人がいるので、搬入は全部お任せである。

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大きな写真が2点と箱状の鉄板が1点。それぞれ40kgはあると思う。

映像作品はあるの?と訊くと勝又さんは、小さなビデオを鉄板の中に取り付けるけど、映像作品はないよ、と言う。わたしはこころの中で小さくガッツポーズをとる。なぜかというと、ビデオ作品の設置は時間がかかるからである。ビデオだから、プロジェクターで映すだけでしょ?と思うかも知れないが、ギャラリーで映像を流すと、プロジェクターを載せる台を取り付けたり、画面を壁面に合わせる作業が加わり、かなり大変なのである。ひょっとしたら、今日の搬入は早く終わるかも。

わたしは、みんなに作業を任せて、事務所に小品を展示する。

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小品は写真である。今回の勝又さんのインスタレーション作品は、けっこう難解なので、こちらの写真の小品から紹介していこう。

「タンクと船」 写真・クレパス・試験管・蝋 20.5×27.5cm 2018 ¥40,000

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なんでもない三浦の風景写真である。よく見ると、上部の三角形は、何かの影ではなく、クレパスで描いたものである。額の左側の取り付けてあるのは、理科の実験で使う試験管。中には色のついた蝋が流し込んである。

私事ではあるが、わたしは緑内障なので、両目にそれぞれ3回ずつ緑内障手術を受けている。緑内障がひどくなると、視野が欠けていく。欠けた部分は真っ黒になる。ど真ん中に発症すると真ん中に黒い影ができて、見えなくなる。わたしは、視野の下のほうがかけているので、日常生活ではほとんど気づくことがない。

勝又の写真は、なんだか緑内障のようでもある。ここで問題なのは、黒く欠けている部分は、風景の一部が欠けてしまったものなのか、それとも、欠けた部分は、わたしたちの視野の中にあるのかということである。

先月の個展で、日影眩の作品の「欠けた」部分についても言及したのだが、日影の作品の欠けた部分も、ひょっとしたら、欠けているのは風景ではなく、わたしたちの視野のほうが欠けていると考えることもできるわけである。

試験管と蝋と合わせてこの風景を眺めると、ちょっと怖い感じがする。

「屋根」 写真・クレパス 26.5×32.5cm 2018 ¥45,000

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そうこうしているうちに、ギャラリー内のインスタレーションが終わったようである。やはりかなり早く終わった。明日も搬入かなあ…と覚悟していたのだが、一日で終了したので、かなりめでたい。

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4月4日(水)

夏日になるようで、今日はかなり暑い。暑いお茶とか、コーヒーとかは用意しなくてよさそうである。

これは2枚の写真作品。

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これがとても不思議な写真なのである。一言でいうと、絵のように見えるのである。近づいてじいっと見てもやはり絵としか思えない。

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筆で描いた絵みたいでしょ?そして、なにかとても不穏なのである。

これはどうやって撮影したのか?

それは秘密、だそうである。何も加工していない写真なのである。

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こちらは、テーブル状の立体作品。

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四角い穴が開けられていて、その中に映像があり、それは、シリコンに埋まった顔なのであるが、海の中のようでもある。

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この箱は棺に見える。

この写真2枚と、「棺」はペアで、インスタレーション作品なのであるが、さて、どういうふうに見たらいいのだろうか。

今日、ギャラリーを開けてからしばらくして勝又さんが現れたのだが、このインスタレーションのタイトルを考えてきたと言って、次のようなメモを渡してくれた。

「よく見る夢-沈黙」

と書いてある。

正直にいうと、ちょっとほっとした。ああ、夢なんだ。

夢ならどんなイメージでも受け入れることができるし、どんな状況が表現されていても、それなりに、なるほど、などとつぶやきながら、わかったふうな顔をできるからである。

しかし、これは言葉による、時間猶予であり、本当は、わたしたちは、勝又の見る夢に、入り込んで、その中で夢判断をしなければならないし、そこから、われわれに危機的状況を導き出さなければならないのだろう。

なぜなら、勝又の描き出す風景は、それが夢であるにしても、あまりに切羽詰っているように思えるからなのである。

勝又作品の不安は、じわじわと着実にわたしたちを侵していく。











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2018年3月30日 (金)

短い春休み

だから言ったじゃん。もう3月も終わってしまうのだよ。このあいだ新年だったのに、ぼやぼやしてるとあっという間に3ヶ月だぜ。空も青い。

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学校は春休みだけど、先生たちはみんなどうしてるかなあ。新年度の準備があるから、教員は春休みってほとんどないんだよね。このあいだ、学校の夢を見て、新年度から学部主任だからねと言われていた。眼が覚めてほっとしたりした。ステップスギャラリーは、3日だけのプチ春休みがある。今週の吉村さんが終わったら、日・月・火と休むのである。

来週は勝又豊子展。1日(日)に搬入をやるのだが、たぶん終わらないから2日(月)も続きをやることになると思う。で、3日(火)に一日休んで4日(水)が初日ということになるのである。

Dm

4日(水)は17:00からパーティーをやります。みなさんおいでください。

勝又豊子展

4月3日(水)-14日(土) 日曜休廊

12:00-19:00(土曜日は17:00まで)

☆展覧会

「山口俊朗展」

4/2-7

K's Gallery(銀座1-13-4 6F)

「達 和子展」

4/5-10

Court Gallery(国立市中1-8-32)

「一ノ瀬智恵乎 展」

4/9-14

ギャラリーGK(銀座6-7-16 1F)

田山花袋 『東京の三十年』を読んでいるが、こういう半自叙伝みたいのがやっぱり面白いなあ。

特に食べ物が出てくるところがわたしは好きである。なかでも貧しい食事に眼がいく。

こんな描写なんか最高だね。

「路が遠いので帰りにはいつも腹が減って困った。途上にある菓子屋、ことに餡パンを売っている店の前では、懐にいくらか金さえあると、どうしても足を留めずには通ることが出来なかった。「余り意気地がない。今日こそは、銭はあるが買わずに行こう。」こう固く決心しても、その前を通ると、ぴたりと止った。不思議に思われる位ぴたりと留った。

家近く来ると、きっと弟と次のような会話をした。

「今日の午のお菜は何だか、当てっこしよう。」

「僕は豆腐。」

「豆腐なんかあるもんか、きっと香々だ。」

「あるよきっと。」

こんなことを言った。豆腐の煮やっこか、油揚の焼いたのかがある時は、それでも御馳走であった。大抵は沢庵の漬物か赤漬しょうがかで、さらさらと飯を食った。」

お腹が空いてきた。


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2018年3月29日 (木)

花粉症

60歳を過ぎてから、花粉症が出なくなった。

なぜかというと、年を取ったからである。と、わたしは確信している。年を取ると、花粉症はごく軽いものになるか消滅するかのどちらかである。花粉症というのは、そもそも免疫の勘違いから起こるのである。免疫というのは白血球の働きのことなわけで、免疫力が落ちるということは、白血球のパワーが落ちるか、あるいは数が減ることなのである。年を取ると免疫力が低下する。従って、白血球の働きも鈍ってくるわけである。花粉症が起きるのは、この免疫力が、ある意味活発であるわけであり、花粉症がひどいというのは、その人は若いという事ことも意味しているのである。

わたしの花粉症がなくなったのも、ひとえに老化という現象の一つなのである。これがわたしの花粉症老化消滅理論の全容である。

わたしは、新宿の薬局に行ったときに薬剤師のおじさんと花粉症の話になったときに、この理論を披露した。

「年をとると花粉症はなくなりますよ」

「そうですかねえ…」

「そうですよ。80歳を過ぎた人で、花粉症で鼻水だらだら、眼が真っ赤という人を見たことがありますか?」

「……」

わたしは自分の理論の正当性を主張することができて、気分がよかったが、薬剤師の後にいた店員のおばさんが、大きく首をひねっていたのもはっきりと見た。

ところが、先週からわたしに花粉症が出た。鼻水とクシャミが止まらなくなり、頭もぼうっとするようになってしまった。困ったことである。

わたしの理論はどうなってしまうのだろうか。

①わたしはまだ若い

②わたしの理論は根本的に間違っている

①か②のどちらかであるはずだが、どちらとも決められないから、決めないでおこうかな。

この花粉症に加えて、以前からの肩の痛みはそのままだし、数日前から、口内炎がひどくなってきた。舌の上、頬っぺたの裏側などに数個できていて痛い。口内炎というのは、ベーチェット病の症状の一つでもあるので、わたしの体調はよくないということである。昨日は全く起き上がれず、一日寝て過したし。季節の変わりめにわたしは弱いのである。

話は変わるが、一昨日、韓国のカンさんに、預かっていた作品をEMSで送り返した。ずいぶん大きな箱になってしまったが、訊いてみると、韓国ならその大きさでギリギリセーフとのことであったので、集荷してもらうことにした。EMSだと集荷に来てくれるのである。

集荷の人は屈強な女性で、あれ、どこかで見たことがあるなあと思っていたら、数年前にも一度来てくれたことがある方だった。彼女は

「お久しぶりです」

というので

「え?覚えてた?」

と言うと

「この階段は忘れません」

と言って、重い段ボール箱を担いで階段を降りていったのだった。

ブランカさんからメール。

今書いている小説に、Steps Galleryと吉岡さんの名前を実名で書いていいか?というものだったので、どうぞ自由に使ってください、と返信した。

いつか、ブランカさんの小説は芥川賞を獲ると思う。そうしたら、この小説に出てくるSteps Galleryってどこだろう?ということになり、本もどんどん売れて有名になり、Stepsも大繁盛して整理券なんか配ったりして、作品も完売が続き、わたしはお金持ちになるのである。

ブランカさんは6月にStepsで個展予定。

高橋ブランカ 写真展

6月4日(月)-9日(土)

初日にパーティーもやります。

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